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12月24日。
クリスマス。
今日は阿部くんとのデート。
あの日、冬休み前の終業式の日。
私達は恋人になった。
家に帰ってから、さやかに電話して報告すれば、うるさい程に喜んでくれて、しつこいくらいに"おめでとう"を言ってくれた。
本当に祝福してくれてるのが分かるから嬉しかった。
.
阿｢お待たせっ！｣
『あ、ううん！』
待ち合わせ場所に現れた阿部くんは、なんだかいつもより二割増くらいで爽やか好青年だった。
阿｢ん？どうしたの？｣
『いや、爽やかだなぁって思って。』
阿｢ふふっ、何それ(笑)｣
恋人になった阿部くんは甘い。
まず、笑顔が甘い。
私を見る目が優しくて、恋人にはこんな顔するのか...と、私しか見れない阿部くんを見れて、ちょっとだけ優越感(笑)
阿｢ニヤけてる(笑)｣
『えっ？！』
阿｢何考えてたの？｣
『あー...阿部くんって、恋人にはこんなに甘い顔するんだなぁって思ったら、ちょっとだけ優越感感じちゃって...』
阿｢何それ、可愛い。｣
『うわっ、』
気付かぬうちにニヤケてたみたいで、その理由を素直に話したら、それが阿部くんに刺さったらしく、思いっきり抱きしめられた。
『あ、阿部くん？みんな見てるよ...』
阿｢いいじゃん。抱きしめたいと思ったら止められないでしょ？｣
『...もう』
阿｢ふふっ、困った顔も可愛いね？｣
誰か止めてください。
阿部くんが甘い。
しかもあざと可愛い攻撃まで仕掛けてくる...
ドキドキし過ぎてしんどい...
阿｢...そういえばさ、｣
『？』
阿｢いつになったら"亮平"って呼んでくれるの？｣
『え、』
阿｢俺だけ名前で呼んでるじゃん。俺の事も、名前で呼んで欲しいんだけど。｣
『あ...』
ハグの体制のまま顔を覗き込まれ、口を尖らせてちょっと拗ねたような顔をしながら言ってくる。
...その顔は、ズルい。
阿｢ねぇ、｣
『り、亮平...』
阿｢顔真っ赤(笑)｣
『もう！からかわないで！』
阿｢ごめんごめん。でも、可愛かったよ？｣
『〜っ、もう可愛い禁止！』
阿｢え〜、なんでぇ〜？｣
『ドキドキし過ぎてしんどいって！』
阿｢ふはっ、可愛い〜♪｣
『話聞いて！』
亮平の"可愛い"攻撃が止まらない。
それから、ずっとハグしたまま離してくれない。
今日のデート、最初からこんなんで最後まで持つだろうか、私の心臓...
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ちり(プロフ) - rs子さん» ありがとうございます😊励みになります！毎日更新出来ず、お待たせしてしまうかもしれませんが、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです✨ (2月4日 18時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
rs子(プロフ) - はじめまして！いつも楽しみに読ませていただいてます☺ちょっと切なくてキュンとするこのお話が大好きで、更新されるのをわくわくしながら待っています❤️これからも応援していますので、ご無理のないところで更新がんばってください🌟 (2月3日 22時) (レス) id: 62e04e7933 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - さらさん» ありがとうございます😊たくさん褒めて頂いて、励みになります！読んで良かったと思って頂けるような作品に出来るように頑張りますので、よろしければ最後までお付き合い頂けたら嬉しいです✨ (2月1日 8時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はしめまして！！このお話めっちゃ大好きです！！阿部くん格好良すぎて、きゅんってなります！！心の中では、めっちゃ叫んでます(笑)素敵な作品書いてくれてありがとうございます！！続き楽しみにしてますね！！更新頑張って下さい！！ (2月1日 1時) (レス) @page22 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年12月25日 19時
