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そのまま、確実に距離を詰められて私は窓際ギリギリ。
阿部くんはそんな私の目の前。
あぁ...あなたのその三白眼が怖いです...
まるで、絶対逃がさないとでも言っているかのよう...
阿｢謝って欲しいわけじゃないんだよね。理由が知りたいの。何で避けてたか。｣
『それは...』
阿｢それは？｣
『それは...って近い！！ちょ、一旦タイム！阿部くん、近いから！１回離れて！』
理由が知りたいと言った阿部くんが、容赦無く距離を詰めてくる。
加減って言葉を知らないのか、マジで近付いてくるから、ちょっとでも動いたらキスしてしまうのでは？！と思う距離まで来てた。
阿｢仕方ないな。...ほら、これでいい？｣
『...ありがと』
私がストップをかけると、不満そうに離れた。
いや、そんな不満そうな顔で見られても...
誰かに見られたら誤解されるレベルよ？！
阿｢で？何で避けてたの？｣
『あの...えっと...』
言えない...
言いたいのに、怖くて言えない。
阿部くんに理由を言うという事は、私の気持ちを言うという事。
つまりは告白するも同然。
フラれるかもしれない。
バカにされるかもしれない。
幻滅されるかも...
心底嫌な顔されるかもしれない...
どんどんネガティブな考えが出てきて、怖くて言えない。
阿｢...嫌いに、なった？俺の事。｣
『へ？』
阿｢俺の事、嫌いになったから、ずっと避けてたの？｣
『ち、違う違う！そうじゃなくてっ、』
阿｢じゃあ、何で？｣
『あ、あの、えっと、あの日...テストが返ってきた日、前回よりも理数の点数が良くて、嬉しくて、阿部くんに報告しようって、阿部くんのクラスに行ったの。』
阿｢うん｣
『それで、えっと、ドアから阿部くんがいるか確認して、呼んだら、他の子と被っちゃって...その子の声の方が大きくて、私の声、届かなくて、阿部くんは気付かなかったの。』
阿｢うん｣
『それで...タイミング逃しちゃったから、また後で来ようと思って、戻ろうとした時、見ちゃって...』
阿｢...何を？｣
『あ、阿部くんが、その子と話してる時の、顔...』
阿｢顔？｣
『うん...凄く、楽しそうで、凄く、嬉しそうで、ニコニコしてて...さやかに片想いしてた時より、優しい顔、してて...』
阿｢...｣
『その顔見たら、"あ、阿部くんは、あの子の事好きなんだな"って思って...そしたら、何か分かんないけど、苦しくなって、悲しくて、もう、阿部くんの顔、見れなかった...』
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ちり(プロフ) - rs子さん» ありがとうございます😊励みになります！毎日更新出来ず、お待たせしてしまうかもしれませんが、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです✨ (2月4日 18時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
rs子(プロフ) - はじめまして！いつも楽しみに読ませていただいてます☺ちょっと切なくてキュンとするこのお話が大好きで、更新されるのをわくわくしながら待っています❤️これからも応援していますので、ご無理のないところで更新がんばってください🌟 (2月3日 22時) (レス) id: 62e04e7933 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - さらさん» ありがとうございます😊たくさん褒めて頂いて、励みになります！読んで良かったと思って頂けるような作品に出来るように頑張りますので、よろしければ最後までお付き合い頂けたら嬉しいです✨ (2月1日 8時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はしめまして！！このお話めっちゃ大好きです！！阿部くん格好良すぎて、きゅんってなります！！心の中では、めっちゃ叫んでます(笑)素敵な作品書いてくれてありがとうございます！！続き楽しみにしてますね！！更新頑張って下さい！！ (2月1日 1時) (レス) @page22 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年12月25日 19時
