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あれから1週間。
阿部くんとは、挨拶程度しか話してない。
たまに廊下で会うと、阿部くんから話しかけてくれようとする時もあったけど、私がそれを拒んだ。
最初はびっくりした様子だったけど、それが何回も続けば不審に思うらしく、さやかに探りを入れてきたらしい。
さ｢ねぇ、最近亮平と何かあったの？｣
『何も無いよ？』
さ｢避けられてるって言ってたよ？｣
『気のせいじゃないかな？たまたま急いでたのかも！』
さ｢...何か隠してるでしょ。｣
『隠してないよ。何も無いもん。』
さ｢テストの結果、言ってないらしいじゃん。｣
『あ...それは、たまたまタイミングが合わなくて...』
さ｢でも後から言えたくない？｣
『...別に、私の点数とか興味無いかなって思って...』
さ｢亮平、気にしてたよ？何かしちゃったのかなって。｣
『...阿部くんは何も悪くないよ。』
さ｢じゃあ、どうしたの？何か悩みとかあるなら、話聞くよ？何でも言ってみな？｣
『...』
さ｢A、絶対何かあったよね？｣
『...』
さ｢話してみたら、楽になる事だってあるよ？｣
『...失恋...』
さ｢ん？｣
『失恋...したっぽくて...』
さ｢失恋？誰が？｣
『...私』
さ｢どゆこと？｣
『...実はね、』
それから私は、さやかにこの前の出来事と自分の気持ちについて話した。
さ｢...それ、別に失恋じゃなくない？｣
『で、でも、私あんな顔見たことないし...なんなら、私に対して塩対応だし...』
さ｢たまたまでしょ。それに、告白して振られたわけじゃないでしょ？｣
『それは...そうだけど』
さ｢なら、まだ失恋なんて決めつけんな！本当に不安そうだったよ？亮平。｣
『...』
さ｢告白とかそういうのは一先ず置いといてさ、亮平と少し話してみなよ。もしもAの思った通りだったら、私が一緒に泣いてあげる！｣
『さやか...』
さ｢ていうかやっぱり亮平の事好きだったんじゃん(笑)｣
『そ、それは！あの時初めて気付いたって言うか...』
さ｢まぁ、何にしろ、まずは亮平と話すこと！それからだね！｣
『うん...頑張る...』
とは言ったものの...
そう上手くはいかないのが世の常でして...
明日は終業式だって言うのに、未だに阿部くんと話す事が出来ずにいた。
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ちり(プロフ) - rs子さん» ありがとうございます😊励みになります！毎日更新出来ず、お待たせしてしまうかもしれませんが、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです✨ (2月4日 18時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
rs子(プロフ) - はじめまして！いつも楽しみに読ませていただいてます☺ちょっと切なくてキュンとするこのお話が大好きで、更新されるのをわくわくしながら待っています❤️これからも応援していますので、ご無理のないところで更新がんばってください🌟 (2月3日 22時) (レス) id: 62e04e7933 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - さらさん» ありがとうございます😊たくさん褒めて頂いて、励みになります！読んで良かったと思って頂けるような作品に出来るように頑張りますので、よろしければ最後までお付き合い頂けたら嬉しいです✨ (2月1日 8時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はしめまして！！このお話めっちゃ大好きです！！阿部くん格好良すぎて、きゅんってなります！！心の中では、めっちゃ叫んでます(笑)素敵な作品書いてくれてありがとうございます！！続き楽しみにしてますね！！更新頑張って下さい！！ (2月1日 1時) (レス) @page22 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年12月25日 19時
