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おかしい...
絶対、おかしい...
阿｢あ、ほらここ。また間違ってるよ？｣
『え、あ、うん...』
阿｢ここは、これとこれを...｣
『...』
阿｢...聞いてる？｣
『...いや、近くね？』
そう。
何故だか今日の勉強会は阿部くんとの距離が近い。
それもそのはず。いつも向かい合わせで座るのに、今日は何故か隣同士で座っている。
...何故？
阿｢そう？｣
『そうでしょ。だっていつも向かい合わせで座ってるじゃん。何で今日は隣同士なの？』
阿｢...嫌なの？｣
『...』
うっ...
その上目遣いと首ｺﾃｯってするのヤメテ...
『嫌じゃないけど...』
阿｢んふっ、ならこのままでいいよね？｣
『...はい』
え、これ本当に阿部くん？
今までと180度変わりすぎてて分かんない...
熱あるとか？
気持ち顔が赤いような気も...しないでもない...
『ちょっと、ごめんね？』
阿｢っ？！｣
『...熱は無いか。』
阿｢え、何？！｣
『あ、ごめん。今日の阿部くん、いつもと違ったから熱でもあるのかと思って確認した。』
阿｢びっくりした...てか熱なんか無いから！｣
『そうみたいだね。でもやっぱ今日変じゃない？』
阿｢変じゃないから。健康だし、いつもと変わらないよ。｣
『うーん、そう？』
阿｢そうなの！もう、早く勉強するよ、A｣
『うん...って、えっ？！』
阿｢...何？｣
『いや、名前...』
阿｢ダメだった？｣
『っ、ダメじゃないです...』
阿｢ふふっ、やった♪｣
『...可愛い』
あまりにも阿部くんが変だったから、熱があると思って思わず阿部くんのおデコを触って確認した。
でも健康だって。いつも通りだって言われて余計分からなくなった。
しかも急に名前で呼ばれて、何か凄いあざと可愛いし...
もう、今日は勉強どころじゃないんだけど！
何にも頭に入って来ない！
...だけど、名前呼ばれた時ちょっとドキッとしちゃった。
それに加えてあの可愛さ...キュンとした。
こういうのって、さやかの前では普通にしてたのかな。
私の知らない阿部くんを、さやかはたくさん知ってるんだろうな...
そんな事を考えていたら、何だか胸の辺りがチクッと痛んだ気がした。
阿｢？どうしたの？｣
『へ？！』
阿｢何か、元気無い？疲れた？｣
『あ、いや、大丈夫！何ともないよ？』
阿｢...そう？｣
『うん！』
阿｢なら、いいけど...｣
阿部くんに色々バレそうで、咄嗟に誤魔化した。
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ちり(プロフ) - rs子さん» ありがとうございます😊励みになります！毎日更新出来ず、お待たせしてしまうかもしれませんが、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです✨ (2月4日 18時) (
レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
rs子(プロフ) - はじめまして！いつも楽しみに読ませていただいてます☺ちょっと切なくてキュンとするこのお話が大好きで、更新されるのをわくわくしながら待っています❤️これからも応援していますので、ご無理のないところで更新がんばってください🌟 (2月3日 22時) (レス) id: 62e04e7933 (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - さらさん» ありがとうございます😊たくさん褒めて頂いて、励みになります！読んで良かったと思って頂けるような作品に出来るように頑張りますので、よろしければ最後までお付き合い頂けたら嬉しいです✨ (2月1日 8時) (レス) id: a95f8123a0 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はしめまして！！このお話めっちゃ大好きです！！阿部くん格好良すぎて、きゅんってなります！！心の中では、めっちゃ叫んでます(笑)素敵な作品書いてくれてありがとうございます！！続き楽しみにしてますね！！更新頑張って下さい！！ (2月1日 1時) (レス) @page22 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちり | 作成日時：2023年12月25日 19時
