天気雨;03 ページ41
「敵襲ーーーーー！！」
四皇といえども挑んでくる馬鹿は新世界だろうと何処だろうと数しれない。
そして、そういう奴らをマルコやエースは容赦なく叩き潰してきた。
その日もまた、どこの海賊とも知れぬならず者共が四皇白ひげに攻撃を仕掛けてきた。
「敵襲ーーー！！」
見張り台にいたクルーが叫ぶ。
「どこの馬鹿だーー！？」
「分かりません！！見慣れない海賊旗です！！」
サッチがため息をつく。
「まったく今日は平和に過ごせると思ったのによい…」
「しゃーねーよ、マルコ隊長」
「グラララ、全くどいつこいつも懲りねぇ馬鹿ばかりだ」
白ひげエドワード・ニューゲートが笑う。
「テメェら、ここで迎え撃つぞ！！」
「総員、戦闘準備だ！！！」
マルコが叫んだ。
「1番隊、戦闘準備だ！すぐに武器をとれ！」
「4番隊、今すぐ帆をたたんで錨をおろせ！！船を止めろ！！」
サッチも叫ぶ。
甲板にいるクルーたちが隊長たちから次々出される指示のもとに走り出す。
「エース」
Aがエースの手を掴む。
「Aは船の中でナースたちと一緒にいろ」
「エースは…？」
「俺はみんなと戦わなくちゃならねぇんだ」
「……僕も、僕も戦う……！」
素直に言うことを聞いてくれると予想していたエースとして、びっくりして目を丸くする。
「ダメだ、危ねぇから。怪我したらどうすんだ」
「だったら、僕はなんのためにエースとたくさん特訓してきたの？」
「それは、お前が自分で身を守れるように」
「僕も家族だから、一緒に戦う」
「よく言った、A」
白ひげが笑う。
「おい、親父！」
「いいじゃねぇか、可愛い末っ子の初陣を見届けてやれ」
それが兄貴の務めだと言われたら、エースとて文句は言えない。
「……分かった。けど、俺から離れるなよ」
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玉うさぎ(プロフ) - なまらさん» コメントありがとうございます！夢主の能力が使われるのはもう少し先になりそうです……(´TωT｀)気長に待っていただけると作者は嬉しいです (2021年11月22日 11時) (
レス) id: 2678198c2d (このIDを非表示/違反報告)
なまら - 更新されてるか見るのが毎日の楽しみです！！夢主ちゃんの能力使われるのが楽しみです！更新頑張ってください！！ (2021年11月21日 4時) (レス) id: 26945b0253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉うさぎ | 作成日時：2021年10月3日 12時
