天気雨;06 ページ44
マルコの指示で各隊員がAから離れる。
「なんだなんだ……！？」
「何であのガキを1人にしてやがる！？」
いまいちピンときていない敵をよそにマルコはふっと笑う。
『――――Aの雷撃の範囲は恐らくこの甲板1つ優に超えるよい』
「やっちまえ、A！！」
マルコが叫んだ。
『なんかさ、必殺技みてぇのがほしいよな、Aも』
『…エースの”火拳”みたいな？』
『そう！なんかほら、かっこいいだろ！？』
『ま〜だAには早ぇんじゃねぇの？』
『サッチは心配性なんだよ！』
『人のこといえねぇだろ』
『一気に、倒す』
Aは甲板に手をつける。
さっき言われた通りに倒した敵を想像しろ。
「
―――轟く雷鳴。
Aの手を通して、甲板の床を伝い、敵に雷撃が流れた。
「ぐわぁぁぁぁぁぁー！！！！」
甲板に悲鳴が響いた。
敵がバタバタと倒れていく。
「……………やっち、まった……」
エースがぽかんと口を開けている。
「…喜べおめェら！！勝利だよい！！！」
マルコが叫ぶ。
「すげぇよ！A！」
サッチがAを肩車する。
「うわわっ…､サッチ…！？」
「すげぇぞ！、初めてこんだけやれりゃ将来有望だな！！」
「グラララ、A」
白ひげがニヤリと笑う。
「俺ァ、決めたぞ。おめェを1番隊副隊長に任命する」
「…………え、」
「マルコ、おめェも意見はあるか？」
マルコは首を振る。
「ねぇよい。実力もやってくうちについてくるだろうし、今これだけやれたら問題ねぇよい」
「………マルコ、僕、」
「自信もてよい。お前にはその力がある。ここでなら、存分にふるっていいんだよい」
マルコはそう言ってAの頭を撫でた。
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玉うさぎ(プロフ) - なまらさん» コメントありがとうございます！夢主の能力が使われるのはもう少し先になりそうです……(´TωT｀)気長に待っていただけると作者は嬉しいです (2021年11月22日 11時) (
レス) id: 2678198c2d (このIDを非表示/違反報告)
なまら - 更新されてるか見るのが毎日の楽しみです！！夢主ちゃんの能力使われるのが楽しみです！更新頑張ってください！！ (2021年11月21日 4時) (レス) id: 26945b0253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉うさぎ | 作成日時：2021年10月3日 12時
