2 ページ10
暗く、静まりかえったガレオン。
しかしその静けさは怪しい人工的な静けさではなく、
あくまで自然的なものであった
あたりをみると、ソファにもう数百年もの間目を覚ましていないかのような、どこか不思議なオーラを放つ青年が眠っていた
全身黒を主としたデザインの服をまとい、
やわらかそうな髪は重力に逆らうことなく彼の額にある
しかしこの空間は、一瞬にしてにぎやかな場所へと変わった
仲間が帰ってきたのだ
彼も彼らの帰りを待っていたかのように目を覚ました
ハ「あ！A、また寝てたの！？」
彼、ドン・ドッコイヤー。通称ハカセは寝ていた彼、Aの存在にいち早く気付き…いや、気付いたものは他にもいたかもしれないが、ハカセはAに声をかけた
「…みんな、どこいってたの？」
しかし、Aからの質問に対する答えはなく、
彼もみんなに質問をするのであった
まぁ、そんな堅苦しい前置きはさておき
ハ｢黒い服の人を探してたんだよ｣
｢ふーん…なんで｣
ナ｢オイラのお宝ナビゲートで出たからだよ！｣
マ｢そういうことだ｣
｢で、みつかった？｣
ジ｢いや…m｣
ル｢あぁー！！！｣
ジョーがなにか話しかけたのを、ルカの大声がさえぎった
ルカが指差す先はAだ
ア｢どうしたのですか？ルカさん｣
ル｢黒い服の人！｣
｢…？｣
ル｢ねぇ、A！宇宙最大のお宝のありか知らない！？｣
｢…知ってたら、とっくに言ってると思うけど｣
ルカは勢いよく駆け寄るとAの方を揺さぶった
ア｢そうですよルカさん｣
それをアイムがやんわりと止めに入る
ル｢ということは、占いはハズレかぁ…｣
｢残念だったね。｣
Aの肩から手を離しルカはガックリと崩れ落ちた
なんとも忙しい様子だ
ル｢っていうか！Aも探してよ！｣
｢うーん、暇だったらね。じゃ、俺ちょっと部屋に戻るから
黒い服の人探し？頑張ってね｣
ル｢あっちょ！A！？｣
Aはそういうとヒラヒラと手を振りながら自室へと姿を消した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 85人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかん大好き(プロフ) - 永瀬 零さん» ありがとうございます！マーベラスはイケメンですね(・∀・) (2017年11月16日 21時) (
レス) id: faf9919a41 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬 零 - この作品とても面白いです！作者さんと同じでマーベラスが好きなので嬉しいです！更新楽しみに待っています！ (2017年11月15日 18時) (レス) id: ddde3f616c (このIDを非表示/違反報告)
みかん大好き(プロフ) - Rusty04さん» はい！ (2017年3月24日 18時) (レス) id: faf9919a41 (このIDを非表示/違反報告)
Rusty04(プロフ) - みかん大好きさん» あ、ありがとうございますそういってただけでもうれしいです！お互いに頑張りましょう☆ (2017年3月22日 23時) (レス) id: 65e57dc0a1 (このIDを非表示/違反報告)
みかん大好き(プロフ) - Rusty04さん» 小説みました！うますぎて...お気に入りです！ (2017年3月22日 19時) (レス) id: faf9919a41 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みかん大好き x他2人 | 作成日時：2017年1月30日 22時
