マンネ、ペンと戦う【BTS】

昔話 _頭の中はずっと ページ28

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(JK side)



JK「(きょろきょろ)」


どこ行っちゃったんだろ。

挙動不審な俺で締めくくったリハ。これから30分くらい観覧者入場のための時間があって、そこから15分くらいですぐ番組が始まる。


ヒョン達と控え室に戻る途中、俺はさっきの子を探していた。



JK「(あの子だったんだ)」



そう

ついさっき、あのダンサーの女の子が、今日何故か気になって仕方なかったあの後ろ姿の女の人だったことを俺は知った。


別にだから何、って話しなんだけど

自分でもなんでこんな頭ん中があの後ろ姿とあの子でいっぱいなんだろって疑問に思ってるんだけど、でもたぶん俺、本当に本当になんでかわかんないんだけど、



JK「、」



JM「ジョングク」

JK「？」

JM「今日ずっとそわそわしてない？どうしたの？」





JK「...」


たぶん俺、あの子に会いたいんだなって。




何故か、






ジミニヒョンの顔を見てそう思った()





JK「ねえヒョン、さっきのあの子」

JM「...あのダンサーさん？」

JK「はい。名前とか知ってたりします？」

JM「んー、名前は知らないけど」

JK「？何なら知ってるんですか？」

JM「言い方(笑)」



ヒョンは柔らかく笑ったあと、あれだよあれ



JM「この前SNSで話題になった子だと思う」



って教えてくれた。え、なんか予想と違う。




JM「さっきはわかんなかったけど、多分そうだと思うんだよね」


TWICEのダンス激うまバックダンサーが美しすぎる！って話題になってたんだよ、つい最近。ダンスが気になって動画見てみたらめっちゃ動きが綺麗で、でもステージ中で照明の関係もあってよく見えなかったから写真探したら、すごいかっこいい女の子でビックリした！って思ったからたぶんそう、あの子。いやあの感じは絶対にあの子！


と喋りながら自分一人で確信していくヒョン。



思い返してみる。

ステージ上にいたあの子はすごくかっこよかった。でもアリーナ席でこっちを見てたあの子はなんか普通の可愛い女の子って感じだったなぁ。あの後ろ姿はその可愛い子と一緒。


JK「ん？」


遠くからだったし一瞬だったし、なんか自分の記憶力に自信がなくなってきた。もしかして違う人？


モヤモヤする。

なんでこんなに頭の中いっぱいいっぱいなのかな。俺もしかして恋しちゃったのかな〜(笑)なんて、誤魔化すようにふざけてみたけど






今では思う






「あ、あの！」

JK「！」



うん、やっぱ そうだったんだって。


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