解けた心の荷物 ページ27
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(TH side)
俺はがばっとヌナに頭を下げた。
ヌナからの返事はない。
JK「ヒョン、」
TH「俺、あれからずっと後悔してた」
「、」
ヌナは真面目なお姉さんだ。
だからきっと俺たちといる時は、ちゃんとメンタルケアの先生として、俺たちに向き合ってくれていたんだと思う。
でも俺の心はヌナに対して、もっと仲良くしたいとか、ずっと傍にいたいとか、守ってあげたいとか、そんな思考や想いを抱いていた。だから彼女が毎日俺らと行動を共にしていたが故に、たぶん勘違いをして、独占欲が勝手に芽生えた。
ヌナにだってプライバシーがある。
ちゃんとわかっていたんだけど、ヌナに全部さらけ出してほしい、ちゃんと知りたい、そう思ってしまった。
もっと仲良くなりたいなんていうのは建前で、
本当は、もっと心を預けて欲しくて、俺にヌナを守らせてほしくて。君の何かを共有したくて、それが欲しくて。
そんな気持ちが膨らんで、破裂してしまったあの日。
TH「ごめんなさいヌナ。ヌナは何も悪くないのに。あの日は俺が勝手に、抑えられなくなっちゃったのに」
JM「テヒョナ、」
あの日、ジョングガと階段のとこで泣いたあともこう思った。きっと、ヌナは許してくれる。
優しいから。
だけど、俺はちゃんと、ちゃんと謝りたかった。
この先も、もっと、もっと、ずっと、
俺は、皆と、ヌナと一緒にいたいから。
「テヒョンさん、」
頭をあげてください。というヌナの芯のある、でも柔らかいような声に、俺は言われたとおり、頭を上げた。
「わたしは、何も怒っていません」
なんか、懐かしいな
「あの日のことは、わたしこそが、皆さんに嫌な思いをさせてしまって、本当に申し訳ございませんでした」
そうやって真っ直ぐ俺を見て、言葉をくれるヌナ
「いつか、もう少し勇気が出たら、」
この包み込むような、真っ直ぐな目に
「皆さんにお話し、しますので」
あの時 俺は、ヌナに堕ちた、って思ったんだっけ。
「もう少しだけ、待っていて頂けますでしょうか」
少し不安そうな揺れが見えるヌナの瞳の奥。
そんなところも可愛くて、
なんだって聞いてあげたい、守ってあげたい、なんて。
TH「もちろんだよ！(ぎゅう)」
「わっ」
JN「ヤー！お前はでかいんだから！」
JK「ヒョンだけずるい！」
いくらだって待つよ
その代わり
TH「いひひっ」
ずっと傍にいてね、ヌナ。
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笹貝(プロフ) - キリエさん» コメントありがとうございます、とても嬉しいです！宿舎にステイするのは短いのですが、引き続き楽しんで頂けたらとても嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2020年1月18日 1時) (
レス) id: 79fcfd664c (このIDを非表示/違反報告)
キリエ(プロフ) - 宿舎がでたー！！！更新いつも楽しみにしています(^^) (2020年1月18日 0時) (レス) id: 0d453b5c60 (このIDを非表示/違反報告)
笹貝(プロフ) - ヨウさん» 気づくのが遅くなってしまって本当に申し訳ございません！ヨウ様、嬉しいお言葉をありがとうございます。ついにお姉さんと再会させることが出来ました。この先も引き続き楽しんでいただけたらとても嬉しいです。よろしくお願いします。遅れて本当にすみませんでした！ (2020年1月3日 9時) (レス) id: d9c5ea27b6 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - 離れたからこそわかるメンバーがお姉さんを思う気持ちと会えない切なさで、胸が締め付けられるような思いです。グクがお姉さんと会ったことでこれから起こる展開にも期待しています！ (2019年12月23日 19時) (レス) id: cbfca537cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹貝
| 作成日時：2019年12月20日 19時
