メンタルケアのお姉さん【BTS】

突然のおやすみ ページ37

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(NJ side)





MG「おはよう〜」

NJ「おはようございます、って」





あれ？







TH「ヌナは？」



NJ「今日はいないんですね」

MG「あぁ、今日はAさんはお休みだ」



JK「え！理由は？」



騒ぎ出す黄金マンネ。


でも確かに、初めてAヌナに会った日から今まで、一日も彼女がいなかった日なんてなかったから、たまに話しを聞いてもらいつつ、弟たちを見守る立場にいたくらいの俺でも、誰も座っていない助手席を見るとなんだか心寂しい。




MG「俺も詳しくは聞いてないんだ」



しっかしお前ら本当にAさんと仲良くなったな〜、良かった良かった。なんて父親のような顔をするマネヒョンは車を走らせた。


YG「今日は特に安全運転でお願いしますよヒョン」

MG「おう、任せておきなさい！」



JN「ヤー、本当に寒いね。」

NJ「久しぶりですねこんなの」


TH「....」


JM「ヌナ風邪引いてないといいけど」

JH「ジミナも気をつけろよ」


JK「ヌナがいないなんて...」





まるで絶望したようなジョングクと、意外にも大人しく真顔のテヒョン。




寒さで体調を崩したのだろうか。

Aヌナはいつも薄手の、少し丈の長いカーディガンを羽織っているイメージだから、急に寒くなって風邪でも引いてしまったのかもしれない。



NJ「(ぽんぽん)」

JK「ヒョン...」

NJ「そんなに寂しそうにするなって」


明日には来るかもしれないだろ？
体調を崩してしまったなら、ゆっくり休んでもらった方がいいし。


JK「...、そうです、よね」


なんとか身体に力を入れようとしているジョングク。仕事はいつも、真剣にやっている。だけど身に力が入らなさい時だってある。こういう時は、真っ先にテヒョンがジョングクに絡みに行くというのに。


NJ「(まあお前も寂しいんだもんな)」


と俺がテヒョンに視線を移すと




TH「ヌナの連絡先、」



テヒョンがぽつりと呟いた。









TH「ヌナの連絡先、知りたいですマネヒョン！」

JK「！！！マネヒョン教えてください！」


MG「ヤーヤー個人情報だからな！事務所に聞かないと駄目だ！」

TH/JK「ぶーぶー！」



確かに俺たちはAヌナの連絡先を知らない。

まあ毎日一緒にいるし、そういうものだと思ってたしね。こういう時は確かにカトクくらいあればちょっとは落ち着くかもしれない。

ぶーぶー言いつつも元気になりつつある弟の声を聞きながら、俺は外を見た。









今日は、雪が降っていた。

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