冷たい印象の彼女 ページ2
.
.
(NJ side)
1991年、12月31日生まれ
釜山出身
趣味は読書とピアノ、植物を育てることも好き
はっきり言うと失礼かもしれないが、興味がない。
マネヒョンがなかなか浮かない顔をしている俺たちの代わりに、七人分の自己紹介をしてくれた。
そして彼女も自己紹介をしてくれた。
名前をAさんというらしい彼女は、メンタルケアの先生だと言うのに、なんだか冷たい印象を受ける。
NJ「(あまり表情が動かないからだろうか)」
言葉に棘は一切感じないが、顔つきが変わらず、淡々と自己紹介をしていく彼女は、俺たちの心のバランスを整えるために来ているはずなのに、どこかアンバランスだ。
JH「釜山か、ジミンとジョングクと一緒ですね」
こういう時、空気を柔らかくしてくれるホソクが、何とか言葉を繋ぐ。
しかし、"何とか"絞り出した先の言葉に、続きはなかった。
ジミナとジョングクが、拒否反応を隠さない二人だったからだ。
そんな重い雰囲気が続き、マネヒョンが動いた。
MG「今日は挨拶だけだから、もう行きましょうか」
「はい」
MG「じゃあ事務所に向かうので、一旦車の中で待っていてください」
「失礼します」
Aさんは俺たちに一礼すると、背中を向け出ていった。
やっと力を抜いた俺たちに、マネヒョンが一言。
MG「お前らは嫌がるかもしれないが、事務所からの決定事項だからな。」
これから現場には彼女がついてくる。
JK「ゲッ、」
JN「こらジョングク」
MG「まあお前らのメンタルケアの先生なんだから、そう構えず、さっき言われたみたいに、何か言いたい時に言いに行くだけでいいんだ」
でも人として、あまり失礼な態度は取るなよ〜とだけ言い残し、マネヒョンは宿舎を出ていった。
JM「現場に来るって、ほぼ毎日顔合わせるじゃないですか」
JH「ヤー、マネージャーさんが一人増えたと思って乗り切ろう」
JK「メンタルケアだなんて言っときながら、変なことしてこなきゃいいですけど」
NJ「事務所から出された人なんだし、そこはとりあえず大丈夫だって信じよう」
TH「〜♪」
全く興味のなさそうなテヒョンだけが、ある意味一番心を乱されていなかった。
.
2730人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねねね(プロフ) - 作品を読んで、とっても感動しました。同時にとても救われました。途中に出てきた「Lights」の歌詞も心に響きました。こんな素敵な作品を作ってくれてありがとうございます!どっから目線だよと思うかもしれませんが、本当にありがとうございました! (2020年9月20日 0時) (レス) id: 0c340b5360 (このIDを非表示/違反報告)
笹貝(プロフ) - みーさん» みー様、いつもケアのお姉さんを楽しんで頂いてありがとうございます。返信が遅くなってしまい申し訳ございません。お姉さんの続編やっと準備できました。引き続き楽しんで頂けるといいのですが...いつもありがとうございます。続編も頑張ります! (2019年12月20日 19時) (レス) id: 3cb0d39a45 (このIDを非表示/違反報告)
笹貝(プロフ) - はんさん» コメントありがとうございます、返信が遅くなってしまい申し訳ございません。お姉さんは悪い人ではないです、ただ寂しい過去を抱えている人だと思ってあげてください。続編も、引き続き楽しんで頂けたら幸いです。コメントありがとうございました。 (2019年12月20日 19時) (レス) id: 3cb0d39a45 (このIDを非表示/違反報告)
笹貝(プロフ) - Agust dさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ございません。嬉しいお言葉、励みになります。お姉さんは悪い人ではないのでご安心頂けたらと思います。引き続き、楽しんだいただければ幸いです。コメントありがとうございました。 (2019年12月20日 19時) (レス) id: 3cb0d39a45 (このIDを非表示/違反報告)
みー - これは続編を期待してもよろしいのでしょうか?私もテテと同じようにお姉さんを待ちますね!もしお姉さんが帰ってこなくても(続編がでなくても)それが運命なので、お姉さんらしい終わり方だったなと とても素敵な思い出をありがとうございます。 (2019年12月17日 21時) (レス) id: 0f8689e1d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:笹貝 | 作成日時:2019年12月5日 14時