希望の幼馴染は塩対応2【BTS】

日常 _ジミナの葛藤3 ページ8

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(JM side)




「んんん、ジミナぁ、」

JM「ヌナちょっと黙ってお願い(ぎゅうう)」



僕は今、テヒョンだ(迷走)


耐えた、耐えた。僕は耐えた。

あれって、キスしていい流れだったよね？
ヌナが僕のことをあんな可愛い顔でオッパって呼んできたんだよ？あれはもうさ、ん？僕たち付き合ってた？(続く迷走)


思わずヌナにキスしそうになった僕だけど、可愛いんだけど、可愛いんだけど熱で苦しそうなヌナにハッとして、僕は自分の身体を止めるためにぐっと力を込めたけど、止まらなくて、その気持ちと力の行き場がなくて、思いっきりヌナを抱きしめることで落ち着いた。



JM「ハァ〜、(深呼吸)」

「んん、ジミナぁ」


JM「！！ごめんねヌナ、苦しかったよね！」

「んふふ、珍しいねジミナ」




力の抜けきった顔で笑うヌナ。

もうなんか、ずっと可愛い。


ヌナのカードキーを手にした僕だけど、もう自分の部屋なんか戻れそうにないから、カードキーなんて要らなかったかも。




JM「ヌナ、今日は僕もここで寝ていい？」

「んー、んー、」


こんな状態でも悩んでいるヌナ。
病気を移したくないんだよね、ヌナは優しいから。



でも、ヌナも人肌恋しいはずだから。




JM「ふふ、僕と一緒に寝ましょうヌナ」

「ちょっ、ジミナ」


僕はヌナの小さな抵抗を無視して、ヌナの隣に寝転んだ。至近距離でヌナを見つめていると、




「だめだよ、ジミナが風邪引いちゃうかもしれない」

JM「僕は大丈夫」

「そんなのわからないでしょ」


口調はふにゃふにゃしているし、いつもより弱々しいけど、ヌナなところは変わらない。


JM「じゃあヌナ、こうしましょ」

「きゃっ」


僕はヌナの身体をくるっと反転させた。
今は僕がヌナを後ろから抱きしめて寝ているような感じ。

僕もヌナも寝づらくないように、僕はヌナに腕枕をして、もう片方の手はヌナのお腹あたりに優しく置いた。


「これでも近いから」

JM「もうヌナ黙って。寝てください」

「ジミナっ」


僕はヌナを無視して、ヌナに回している腕をヌナの手の上に移動させ、握る。


しばらくして、ヌナが動かなくなった。
諦めたのか、力尽きたのか、はたまた薬が効いたのか、ヌナは眠った。


JM「はぁ〜、」

僕はヌナの眠りを邪魔しない程度に身体を動かし、ヌナの顔を軽く覗き込む。




そして少し開いたその可愛い口のすぐ傍に小さなキスを落とした。



JM「ヌナ、おやすみなさい」




本当に、僕を褒めてよね、皆。


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