昔話 _being melt 5 ページ29
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(JN side)
その後何回か続いた放送の中で、
彼女の可愛らしい、女の子である一面も世間に放送され、普段のクールな感じからのギャップがやばいと、そこから一気にAのペンを名乗る子が増えた。
名前もAから melt になって、
防弾少年団として僕たちは皆でデビューした。
僕たちは今、昔とは違う、
自然体に近い形で
世界中の人たちに愛されていると思うと
諦めずに頑張ってきたかいがあったし
この八人でこれからも、それこそ最期の瞬間まで一緒に居たいと思う。
JN「(ヤー、感慨深いなぁ)」
核心をやんわり避けながらぽつぽつ軽く聞こえるような風に苦労話をこぼしたAに、僕は今と昔を比べて、一人この優しい気持ちに浸っていた。
「じゃあ練習に戻るので、放送終わろうかな」
Aがそういうと、放送を延長してほしいと言わんばかりにコメント欄が荒れる。
嬉しそうに、でも少し困ったように笑ったAは、じゃあ最後にひとつだけ質問に答えますね〜と言い、指でコメント欄を素早くスクロールし止める、という方法でコメントを選んだ。
「今食べたいものはなんですか？」
なんとほのぼのしたコメント。
同時に空気もなんだかほのぼのしてきた。
JN「(ヤー、考えてるところも可愛いよ)」
今では塩対応と名高いAは
うちのマンネ達に対してそれを高頻度で発揮する。
(あ、でもジミナには甘いかな)
この前もジョングクとテヒョン無視されてたなぁ、何したんだろうか。まあまたハグからの取り合い合戦で身体が痛くなって怒ったんだろう、Aが。
マンネ達けっこう本気で取り合ってるから
Aいわくお腹や首周りを締め付けられて、苦しいを通り越して痛いらしい。
それに気づいていないマンネ達は、
Aは自分たちからのハグに慎重だと勘違いしているが、彼女はむしろ人肌や体温が好きだ。
この前僕が帰ってきた時に、
キッチンでAがスープ作ってたから(しかも帰りが遅かった僕のために)後ろから思いっきり抱きしめたけど、なんの抵抗もせず、大人しく僕にされるがままだった。
ヤー、あれはくるものがあったなぁ、なんて僕が浸っていると。
「ジンオッパのご飯が食べたいかな〜オムライス作って欲しい」
JN「！！！！！」
「じゃあ本当に練習に戻ります。もう夜だし、皆寝るのかな？いい夢見てくださいね。army サランへ、おやすみなさい。」
だから僕は今、オムライスを作っている。
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笹貝(プロフ) - 秋夜さん» コメント、ご指摘ありがとうございます！速攻で直して来ました！違和感の中読ませてしまってすみません、以後気をつけます。また何か間違っていたり違和感があればご指摘頂けたらと思います。今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました！ (2019年11月27日 20時) (
レス) id: 16adee083a (このIDを非表示/違反報告)
秋夜(プロフ) - いつも読んでます。ただ、、１つ言いたいのが、ナムジュンとホソクは同い年なのでヒョンにはならないですよ… (2019年11月27日 17時) (レス) id: 03ccaeb4a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹貝
| 作成日時：2019年11月23日 17時
