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恋を知らない君へ　緑 ページ3

｢ねぇ、忠義待って｣
　




｢あかんねん、もうこれ以上は｣



夏の青空 ベランダに咲く二輪だけの向日葵
最初は寄り添って生えてるのに
花の方に行くにつれて
どんどんと離れていく
まるで私たちみたいだ




｢なんで？まだ好きなんでしょ？｣





｢好きやで？でもな、決めててん 一夏って｣




貴方の少し潤んだ瞳を見るたびに
私は悲しくなって信じられなくて


今は貴方のことを考えるだけでも
身体中が痛いのに


｢せやからもう俺らはおしまいやねん｣









夏の中に連れてって

真赤　　黄→←.



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作者名：sbtn kmc!! | 作成日時：2018年6月23日 23時

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