今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:313 hit
小｜中｜大
. ページ2
｢もしもし亮くん？｣
｢どうした？｣
｢今からウチ来れたりする？｣
｢おん、行ける行ける ちょっと遅くなるかもやけど待っときや｣
｢うん、有り難う｣
溶けかけていたケーキを冷蔵庫にしまう
貴方からの愛してるなんてもう何ヵ月も
聞いていない
でも焦らなくてもあの人はどこにもいかないし
離れもしないだからといって執拗に私に
執着したりしない。
インターホンがなる
｢おまたせ｣
｢え？｣
そこにはケーキを持った亮くんが、
｢ラス1やってん、奇跡的やろ？｣
私はどうしようかと突っ立っていると
｢あれ？今日誕生日やんな？ちゃう？あれ？｣
｢そうだよ、そうだけどね、ケーキはあるの｣
｢やっば 俺｣
眉毛を下げて悲しそうな顔をする亮くん
あぁお願いだからそんな顔を見せないで
｢いいのいいの、ケーキ、食べよっか｣
｢おん｣
それから二人は必死にケーキを食べて
別に証拠隠蔽なんかしなくてもいいのに
綺麗に捨てて明日の夜も私はケーキを食べる
それでいいんだそれで
愛を伝えたいんだとか
そんなことよりもまず
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sbtn kmc!! | 作成日時：2018年6月23日 23時
