【呪術廻戦】猫、始まりました

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まだまだ朝は冷える高専寮内


少しの揺れを感じ目が覚めた


部屋の主が寝返りを打った事によりベッドが揺れたらしい


未だモゾモゾと動いている彼の枕元で伸びをする


閉まっているカーテンの隙間から光がチラチラしている事から、今日も良い天気なんだと知らせていた


そんな今日は五条先生が出張なので朝ご飯はこのままこの部屋でとる事になる


カーテンから枕元へと視線を戻すと綺麗な寝顔が目に入った


冷静に考えればお年頃の女子と男子が同じベッドで寝ている絵面はだいぶマズイ


お父さんお母さんごめんなさい


お二人の娘はこの状況下、綺麗な寝顔見れてラッキー！なんて的はずれな事ばっかり考えています


恥じらい？ないですね。


さすがに毎日会ってると慣れました


まぁ私猫なんですけど


さて、彼が起きるまで特にする事もないのでとりあえず寝顔をウォッチ


このまつ毛はもうヒロインの長さ


猫という自身の状況をフルに活用しギリギリまで近づいてみる


毛穴が見当たらないのでもしかしたら人間じゃないのかも、という事がわかった


解せん。



近づいたせいでヒゲが顔を掠めてしまったらしい


寝返りの段階ですでに眠りは浅かったのだろう


「んん…」とくぐもった声が聞こえた後、目が開いた


視線が少し空中を彷徨ったかと思えば目が合い、今度は彼が伸びをした


「…A、おはよう…」


その無防備な寝起きあくび姿は今後何人の人間が目撃する事ができるんだろう


需要のあるところに配布してこの気持ちを分かち合いたい


一言(ひと鳴き)も発せずにじっと見ていると、恵くんにご飯の催促だと勘違いされた


解せん。




「ミャン！(今日もご飯が美味しい！)」

「(可愛い)」
.
めぐみんはヒロイン

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