【MASHLE】マドル家の末娘

２１話　３人とフクロウ小屋 ページ24

「全然スタートダッシュできなかった…ちょっと決めたのに…」




罰の件で、マッシュは今、フクロウ小屋にいた




「手伝いに来たぞ」




「マッシュルくん、掃除、進んだ？」




小屋にランスとAがやって来た




「進まない…え、でも、なんで」




「フン、単純な話だ。レアンの奴らがコイン目的でお前とAに接触してくる可能性があるからな。そいつらを俺が狩る」




「僕のことが心配なの？」




「違う、56すぞ」




「それもあるけど…手伝った方が早く終わるのもあるし…あ、ちょっと！」




まだなにか言いたげだったが、マッシュとランスは既に掃除に取り掛かっていた




そして…




「「ホーーーーホーーーー」」




「あばばばばばばば」




「引くほどフクロウに嫌われてるな…お前…」




「だから言おうと思ってたのに最後まで聞かないから…」




マッシュはフクロウに頭を突かれていた




なんなら、マッシュを突く音が“コツコツ”から“ゴツゴツ”に変わってる気がする




「何かした？僕」




ちなみに小屋にいるフクロウの半数近くが、マッシュを攻撃しているか、Aに集まっているかという、どちらもフクロウ団子状態




二人とも暖かいを通り越して暑かった




「さっき来たばっかりでそれって…相当だよマッシュくん…」




「お前はフクロウに好かれすぎだ」




「中等部の頃からフクロウ小屋(ここ)にはよく出入りしてて…世話とかも結構してたからだと思う。そのうちマッシュくんも仲良くなれるんじゃない？」




「うごごごご…がってん、頑張ってみる」




「試しにエサ、やってみる？ランスくんも」




「じゃあ少し…」




Aが二人の手にエサを置くとランスの方には数匹フクロウが寄って来た




「ランスくん、好かれてるね」




「そうか？」




「うん」




一方マッシュは…




「あばばばば」




「なんでそうなってるの！？」




フクロウは寄って来たものの、突いてくるのが増えただけだった




「うごごごご…一体何をしたっていうんだ僕が…」




仲良くなろうと思ったが、これは無理そうだと思った




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作者)ちょっと書き方変えてみた。バトルシーンとかはたまに三人称視点(こっち)になるかも。

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