【MASHLE】マドル家の末娘

２０話　私たちと決意 ページ23

「た、大変ですー！！！」




「みんないる…良かった」




302号室にはマッシュくん、ランスくん、ドットくん、フィンのいつものメンバーが揃っている




「…Aちゃん…」




「どうしたの？」




「男四人に私とAちゃん…キャー！ケダモノー！」




「何もしてないし自分から入って来たじゃん！」




フィンのツッコミも健在で良かったよ




私はレモンちゃんだけで手一杯だから




「それよりちょっと来て！」




「はっ！そうでした。こっちです！」




みんなを魔法の秤まで案内する




「これは寮ごとの金のコイン数を表す魔法の秤です。よく見てください」




「今年度に入ってからレアンが他寮からコインの乱獲を始めてるみたいで独占状態で…今レアン寮の金のコインは十五枚、対してアドラ寮はマッシュくんと私の四枚だけ」




「え、Aちゃん三枚も持ってたの？」




「まあ、課外授業のときに二枚増えた」




そのあとはレモンちゃんが詳しく解説してくれた




まとめると、アドラ寮の上級生はインターネンで出払い不在、オルカは研究に没頭だから私たちがやるしかない、とのこと




ドットくんは鼻血を流しながら微笑んでる…相変わらず怖い




「マッシュくん！頑張ってくださいね！！｣





「うん」




「ランスくんも頑張れ」




「ああ」





｢ルアアアッ！！！｣





レモンちゃんは安定してマッシュの応援して、私はランスくんに声をかける




それにドットくんはキレてる




この光景、だいぶ慣れた





｢……なるほどな…つまりレアンの奴らを消さねば俺の目的は達成されない、と｣





「そういうことですな」




「私も…もっと頑張る」





「オッシャコラァ！！8るぜぇ！｣





「頑張ってねみんな…｣





「失われた平和を取り戻すために一筋肉動かしますか」





こうして打倒レアン！となったはいいものの…












「君の数々の行動…やはり建前上でも罰を与えておいた方がよいと判断した…ということで一週間フクロウ小屋の掃除！！」




マッシュくんに罰が…




校長、建前とはいえ罰軽くないですか？




いや、いいですけど

２１話　３人とフクロウ小屋→←１９話　私と魔法の秤

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す