【MASHLE】マドル家の末娘

１３話　私と二人 ページ16

5月✴︎日、今日はサソリの森での課外授業だ




「ずいぶんうっそうとした森ですね…」





「サソリの森、多分サソリ狩りすると思う」






「とにかくマッシュくん達と合流しましょう！」





「マッシュくんとフィン以外に人、いる？」




マッシュくんともちゃんと会ったことは無い




フィンは面識あるから大丈夫だけど他に誰かいるとなると…少し緊張する





「もしかしたらランスくんがいるかも知れません」




ランス…ランス・クラウンのことだろう




重力魔法の超名門、クラウン家の長男




確か編入試験一位だったはず




「そっか…うん、多分、大丈夫」





「あ！あそこ、いました！マッシュくーん！！」




「レモンちゃん、ちょっと待って…」




走っていくレモンちゃんを追いかけると、知らされていた人以外にもいた




やばい、あの赤髪、苦手なタイプかも知れない




「きゃー！マッシュ君課外授業ですね無理しないでくださいね！」





「れ、レモンちゃん、その隣の人は？」




レモンちゃん、私のこと忘れないで…




「あ、この子は同室で友達のAちゃんです！」





「A・マドル…です、よろしく…マッシュくんのことはレモンちゃんからよく聞いてる」




「マッシュ・バーンデッドです、それと婚約はしてません」




「ランス・クラウンだ」




マッシュくんはそんなに謙遜しないでいいと思う




「私は無理するつもりはないですけどマッシュくん、気をつけてくださいね」





「ありがとう」




私、ランスくん、マッシュくんが揃ったことでフィンとレモンちゃんはやった！やった！とコソコソと喜んでいた




二人とも、バレてる

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