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その9 ヘリオス ページ9

七魔牙の集まりが解散し各々が部屋に戻っていると、第三魔牙、ワース・マドルの前に再び少女が現れた


「テメェ、帰ったんじゃなかったのか」

「いえ、あなたに少し提案があるので。どうですか?」

「…ここじゃアレだ。来い」


ワースが近くの空き教室に少女を案内する


「なんで今話しかけて来た?集まった時でいいだろ」

「ごく私的な用でお話したかったので」

「そーかよ」


少女がローブの内側から一冊の本を取り出した

どうやらとある伝承の本のようだ


「これには月の神セレネと太陽の神ヘリオスについて書かれてます」

「私は、その内のヘリオス神を宿す杖に認められた者を探しているんです」

「…その探すのを手伝えってことか?」

「話が早くて助かります」


顔の見えないフードからは考えが全く読めない、深く暗い青眼だけがのぞいていた


「なんで俺なんだよ」

「妹さん、いらっしゃいますよね」

「…人質のつもりか?」

「さあ…でも、私が彼女をどうしようと勝手ですけどね」

「…何すればいい」

「助かります!なら…そのサングラス、少し貸してください」


ワースはつけていたサングラスを少女に渡す

すると少女は何か魔法をかけた


「これで相手の魔力の流れ方が見えます。その者の魔力の流れ方は特殊なのでそれで見つけられます」

「どうやってお前もわかるんだよ」

「視覚共有の魔法もかけているので…では私はこれで」


少女はまた炎に包まれて消えてしまった





少女はイーストン上空を飛んでいる

その手には2本の杖が握られていた


「使い手が見つかれば…もっと楽しくなる!…早く会いたいなー…」

その10 最古の十三杖→←その8 イーストン



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(プロフ) - sbt@2008-1027さん» なるほど、わかりました。ありがとうございます! (3月21日 22時) (レス) id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
sbt@2008-1027(プロフ) - 壊さん» 今、夢主のイラスト変更で非公開にしています。今日中には公開にする予定です!すみません (3月21日 22時) (レス) id: 7ff5694f0d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - その1ってどこにあるのでしょうか? (3月21日 20時) (レス) @page4 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sbt@2008-1027 | 作成日時:2024年3月10日 16時

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