その６ モルモット ページ6
部屋を出た後、少女はセルを連れて地下に戻っていた
「セルさん、どうして父様は私たちにイーストンへの潜入を命じられたんでしょう？」
「“利用できそうな者たちがいた”と」
「ふーん…その
少女が手術台に戻ると、そこには放置していた男“だったもの”があった
「…細胞を変化させる力が強すぎたみたいです…」
淡々とその人とも魔物とも取れぬものを片付ける少女の目は、まるで、おもちゃに飽きてしまった子供だ
(似ているはずなのに。ファーミン様ともデリザスタ様とも違う…相変わらず食えない方だ…)
そんなことを考えられているとは梅雨知らず少女は薬の調合に移っていた
「細胞の変化を抑えた上で、他生物の特徴を…操るには強力な催眠魔法を込めて…」
ふと思い出したようにセルを振り返る
「ねえセルさん、
「渡しておきます」
セルから渡された資料に一通り目を通す
「…魔力増加薬、使います。試作品ですけど」
「誰かに使う予定なんですか？」
「ううん、ただ楽しいかなーって思っただけです。人為的に三本線の人間が作れるって考えただけでワクワクものです！特定の魔力を制御する面もいいですね！あ、セルさん、今日はもういいですよ」
「…はい。それとイーストンへ向かうのは明日からですよ？」
「はーい。なら今からヴァルキスに戻るので、明日そのままイーストンに向かいますね。父様に伝えておいてください」
セルを帰すと少女は先程までいた部屋の更に奥に続く通路を歩いていく
通路の片側には、無数のロウソクの火が灯り、反対側には無数の牢屋がある
中には白骨化してしまっているモノ、なんとか人の原型を留めているモノ、獣のようになったものまでいる
それらに目もくれず、少女は一番奥の自室に入って行く
部屋の窓を開けるとホウキに乗って飛んでいった
「…アベル・ウォーカー、アビス・レイザー、ワース・マドル…本格的にするならこの三人に絞ってみましょう…」
「ﾌﾌ…すごく楽しみ！」
＿＿＿＿＿
作者)私、基礎情報とかは調べてるんですけど、漫画持ってないんですよね。アニメは見てるんですけど。イノゼロファミリーとセルくんさぁ…喋り方むずいなオイ、ぜんっぜん書けねぇよ。てな感じなんで、「変だなー」って感じてもスルーしていただけると嬉しいです。
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壊(プロフ) - sbt@2008-1027さん» なるほど、わかりました。ありがとうございます！ (3月21日 22時) (
レス) id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
sbt@2008-1027(プロフ) - 壊さん» 今、夢主のイラスト変更で非公開にしています。今日中には公開にする予定です！すみません (3月21日 22時) (レス) id: 7ff5694f0d (このIDを非表示/違反報告)
壊(プロフ) - その1ってどこにあるのでしょうか？ (3月21日 20時) (レス) @page4 id: 4287a5d613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sbt@2008-1027 | 作成日時：2024年3月10日 16時
