【MASHLE】イノセント・ゼロの娘

その１１　やっと ページ11

「なかなか見つからない…」


サードを処分するのと、サードの妹を連れにセルとイーストンまで来たはいいけど…

敷地や建物の作りがヴァルキスと全然違うから全然わからない


「にしても、地下ひろーい」


まるで迷路だ

曲がり角も多いし、手当たり次第次第に見てみるしかないかなー

次の曲がり角、曲がってみよ





そして曲がり角を曲がったところに人影があった

サードそっくり…間違いない

やっと…やっとみつけた！


「みつけました！サードの妹」

「なんの用？私、友達探すので忙しいんだけど」


警戒心と殺意が溢れてる

もしかしてサードからなにも聞いてない感じ？

まあ、教えてる訳ないか


「私には関係ないです。私はあなたに用があるんです！」

「明らかに敵でしょ。通して来れないなら…相手するけど」


大人しく話も聞いてくれないよね、そりゃ

できれば傷つけたくなかったけど

まあいっか


「…穏便に行く訳ありませんでしたか…まあいいや。ボコして連れてくし」


杖を取り出し、互いに臨戦体制に入る

…もしかして…まさか、この人

自分の魔力が変化してることに

最古の十三杖(マスターケイン)に選ばれていることに気づいてない？

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