愛に溺れる

dt × mm ページ37

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※ マシュマロよりリクエスト
( 普段の激重dtmmとは別世界線 )




宮舘 side




俺の隣には窓の外を楽しそうに眺めている恋人がいる




温泉にでも行かない？と誘えば




二つ返事で決まった一泊二日の国内旅行




雪なんて東京でも降るのに




純白の雪に目を輝かせて楽しそうにしている




仕事以外で新幹線に乗るのなんていつぶりだろうか




「 蓮？あんまり外 見すぎても酔うよ？」




「 ん 〜 、でも綺麗なんだもん … 」




なかなか目を離そうとしないから




右手を掴んで俺の方を向かせる




「 俺の事も見てよ 」




顔をぐっと近付けて言えば 耳を真っ赤にして俯く




蓮は可愛い いつもは男らしいのに




俺の前だと 恥ずかしがりで照れ屋さん




何をするにも毎回新鮮な反応が返ってくる




「 涼太くん 、そんな見ないで … 恥ずかしい 」




あいてる左手で顔を隠す




真っ赤に染まった頬に右手を添えて




そっとキスをする




有難いことに平日にお休みが貰えたことで




グリーン席は空席が目立っていた




俺たちみたいにいかにも旅行中です




なんて人は居なくて




出張に行くサラリーマンの人ばかりだ




だからキスだってこんなに簡単に出来ちゃう




「 ふふ 、蓮 顔真っ赤 … 今日も可愛いね 」




「 … 可愛いって言われても嬉しくないってば 」




実はそれも照れ隠しだって事はもう把握済みだ




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