【第5人格】悪夢を見る者 (ページ10)

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待機室ページ10

待機室へ向かうと既に3人揃っており、残るは私1人だけとなっていた

呪「来たか。空いている席へ座るといい。時間が来るとそのまま試合へ行くから準備をしておけ。」

言われた通りに空いている席へ向かい座った

右隣に呪術師、左隣に納棺師であろうイソップが座っていた

とりあえず彼とは初対面なので軽く会釈をしておいた

横目でチラッと見ると、軽く彼も戸惑いながら会釈を返してくれたように見えた

昨日図書室で調べたとおりに人格設定というものをやってみる

私はどちらかというと牽制、補助タイプなので「中治り」と「危機一髪」をメインに組んでいく

探「ちゃんと調べてきてるんだな。関心だ。」

と無表情で言われた

『…できるだけ迷惑はかけたくないから……。』

そう言いなが徐々に組んでいく

終わって1呼吸した後、待機室を見渡すとある一点が気になった

『……あの奥には何があるの？』

そう言ってカーテンが掛かり、暗くてよく見えない場所を指さした

呪「あの奥にはハンターが待機している。こちらからは何も見えないが、ハンターからは我々の事が見えている。ごく稀にあそこから訪問してくるハンターもいるぞ。」

と、指さした方を軽く睨みながら呪術師が答えた

呪「もう間もなく始まるぞ。」

すると他の3人は目を閉じた

私は

『……ハンターさんもよろしくな…』

そう言い、3人と同じように目を閉じた