【第5人格】悪夢を見る者 (ページ7)

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図書室ページ7

皆が寝静まった頃、私は部屋を出た

向かうのは図書室

そこには沢山の本があると聞いた

サバイバー、ハンターの能力が書かれているものや、マップの地図、人物に関する情報など

とにかく明日の夜から私が出る試合があるみたいだから、それまでにできるだけ情報を脳に叩き込めようと思った

『足を引っ張りたくないからな…』

図書室に着き、中に入った

ずらりと周り一面に本が並んでいる光景は迫力があった

時計をチラッと見ると時刻は0時

『6時間くらいは調べられるか。まずはマップだな。』

そういいながら目当ての本を見つけ、机の上に重ねた

ゲートの位置、脱出口の出る場所、椅子や板の設置場所

それらを全てのマップを覚えた

『覚えるのは得意だからな…。次はどうしようか。ハンターの情報でも見るか。』

そう言って本を戻した後、次の目的の本を探す

見つけたら再度机の上に重ね、ページを捲った

『新聞の記事や好き嫌い、本当に色々な事が載ってるな。』

見ながら紙に簡単にメモしていく

するとあるページで手が止まった

そのハンターは「悪夢」であるオルフェウスが載っているページだった

『職名が悪夢か……私にとって皮肉なもんだな。』

鼻で笑いながらメモをし終えると、後ろから物音がした

『誰だ！』

すぐに警戒態勢を取るが、よく見ると本が床に落ちていた

『本が落ちただけか…。』

その本を元に戻し、ふと時計を見ると時刻は5時30分だった

『そろそろ時間か。』

出してあった本を全て片付け、自室に戻った

『明日からよろしく頼むよ、悪魔さん』

そう皮肉っぽく言ってブラウン管テレビから悪夢の世界へ戻った