【第5人格】悪夢を見る者 (ページ6)

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悪夢を見る者ページ6

『信じないかもしれないが…私は悪魔に取り憑かれている。何十年も前から…。その影響でずっと1人で悪夢の世界に居た。今日までは…。』

『後から聞いたんだが、どうやらこの荘園の主という人と取引したみたいなんだ。そのおかげで夜の間だけは…悪夢の世界から出ていいってことになったんだ…。私もよくわからないがそういうことらしい…。だから夜しか活動できない…。』

そう話終えると、いつの間にか周りが一切音が無いことに気づいた

恐る恐る顔を少し上げると、皆こちらを見ていた

怖い…きっと変な奴だと思われてる…

すると医師が私の肩に手を置き、不安そうな顔でこちらを覗いてきた

医「どおりで…目の下のくまが凄いもの。ちゃんと睡眠は取らなきゃ…。」

『…もう何年も寝れていない…。寝かせてくれないんだ…。アイツが。寝ても悪夢を見てしまうから……。』

そう言いながら医師の手を退かした

『でも…試合とやらでは足を引っ張らないよう努力する…。だからその……よろしく頼む…。』

そう言って広間を後にし、自室へ向かった

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彼女が居なくなった広間では

医「大丈夫かしらあの子…とても不安だわ。」

庭「凄く顔色悪そうなの…。」

占「悪魔か……。これは大変そうだな。」

そう心配する者も居たり、

傭「随分また変な奴が来たもんだぜ。」

弁「全く悪魔なんてそんな非現実的なことを言い出すなんてどうかしてるな。」

そう批難する者もいれば、

カウ「例えそうでも俺はレディを守ることには変わりないさ！」

一等「悪夢を見るか…私と一緒だな…」

冒「悪夢の世界ってどんなんだろう？」

そう受け入れる者など様々居た