【第5人格】悪夢を見る者 (ページ4)

今日:29 hit、昨日:26 hit、合計:1,194 hit

・ページ4

時は過ぎて18時

荘園の時計の鐘が鳴るのと同時に、玄関から戸を叩く音が響いた

荘園の執事は新サバイバーを迎えるべく扉へ向かった

執「貴方が新サバイバー、徘徊者であるA様で御間違いないですね？」

そう執事が尋ねてきたので私は頷いた

執「ようこそエウリュディケ荘園へ。皆様がお待ちです。どうぞ中へ。」

そして私は館内を見渡しながら執事について行った

見たことがないものでいっぱいだった

執「着きました。この扉の中です。貴方様の部屋は2階の1番奥でございます。何か不具合などがございましたら、なんなりと。注意としては、毎日日記をつけることをお忘れなく。では私はこれで失礼致します。」

そう深々とお辞儀をして執事は去っていった

……この扉の先にこれから共に過ごしていく仲間がいるのか。

そう考えたら不安でしか無かった。

今までずっと1人だったため、どう接していけば良いかわからなかった

ましてや過去に経験した最悪の記憶から、他の人は信じていなかった

『まあ…こんな気味の悪い、人間かどうかも怪しい奴なんて、誰も好き好んで接するわけないか…』

そう1人呟いた後、震える手で扉を開けた