【第5人格】悪夢を見る者 (ページ24)

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ハンターの館ページ24

『……ハンターの館と言うだけあって大きいんだな。』

一「そうだね。」

扉を開けて中に入ると、サバイバーの館と変わらないがやはり周りの家具は全て少し大きかった

すると奥から貴族の服を着た男性のハンターが来た

写「サバイバーがハンターの館になんて珍しいね。何の用だい？」

一「Aがリッパーとカスタム戦を約束したみたいでね。私もついでに参加しようと一緒に来たんだ。」

写「そちらがそのA？」

すると写真家はこちらに顔を向けた

写「こんばんは。僕は写真家のジョゼフだ。よろしくね。」

『……徘徊者のA。…よろしく。』

写「リッパーからは君のことを少し聞いているよ。試合が楽しみだ。彼は今部屋に居るだろうから呼んでくるよ。そこのソファで待っていて。」

そう写真家が指さした方向を見ると、暖炉の前にソファが置いてあった

『…ありがとう。』

写「じゃあ行ってくるよ。」

そう言って呼びに行ってくれた

私と一等航海士はソファに向かい座った

一「…写真家は今さっきは親切にしてくれたが、試合ではそんなのは一切ない。むしろ私たちが苦しんでいるところを見て喜ぶヤツだ。気をつけるといい。」

『……わかった。』

逆にそうでなければ試合で気まずい

改めて周りを見ればハンターが何人か居た

血の女王に芸者、断罪狩人や復讐者

その中に目が止まったハンターが居た

黄色の衣服を纏った足が触手のハンター

『あれが…黄衣の王…。』

すると隣に居た一等航海士に聞こえていたらしく

一「？黄衣の王がどうかしたのかい？」

『いや……1度話してみたいと思って…カスタム戦が終わった後話しかけてみようかなと……。』

一「大丈夫か？彼と話すのは気難しいが…。私も一緒に行こうか？」

『…1人で大丈夫だ。……ありがとう。』

すると黄衣の王と目があった気がした

私は直ぐに目線を逸らし、暖炉を見つめた

暫く待っていればこちらに向かってくる足音が聞こえた

顔を上げれば見慣れた仮面があった

リ「お待たせしましたAさん。ところで何故隣に一等航海士が？」

『さっき一等航海士から私とカスタム戦をしないかと誘われたんだ。今日リッパーとカスタム戦をする予定だったし、ついでにどうかと思って…。駄目だったか？』

リ「そういう事ですか…。」