【第5人格】悪夢を見る者 (ページ18)

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お茶会ページ18

調べていてだんだんここに居るものについてわかってきた

ハンターもだがサバイバーにも何人か過去に辛い思いをしている者が多かった

傭兵、探鉱者、庭師…ハンターで言えば白黒無常、復讐者、結魂者…

『あいつはそのトラウマを掘り返そうって訳か…タチが悪い…。』

時計を見ると程よい時間だったので、本を片付け庭園へ向かう

ここの庭園は庭師が全て管理しているらしい

時間があれば少し見てみるか…

そう思って足を運んでいればいつの間にか目的地着いていた

庭園の中心に小さいテーブルと2脚の椅子

テーブルにはティーセットが置いてあり、お菓子も置いてあった

そして1つの椅子にはリッパーが既に座っており、此方に気付くと立ち上がり出迎えてくれた

リ「ああ、本当に来てくださったのですね。ありがとうございます。来ないかと心配でしたが。」

『……約束は守る。例え無理やりされた約束でもな…。』

そう言えばリッパーは理解したらしく喉でクツクツと笑った

リ「それは失敬。ただ貴方の場合そうでもしないと来てくれないと思ったので。とりあえず立ち話も何なのでどうぞ此方へ。」

そう言って椅子を差し出してくれた

そういう紳士なところはあるんだなと思いながら案内された椅子へ座る

するとリッパーは反対側に座り此方を見た

目線を合わせるのは苦手なのでティーカップを見てリッパーから目線を逸らす

中には既にお茶が入っており、とてもいい匂いがした

リ「どうぞ召し上がって。これ私のお気に入りの紅茶なんです。」

リッパーは仮面を少しずらしながら紅茶を飲む

私もティーカップに口を付け紅茶を流す

確かに飲みやすくとても美味しかった

リ「お菓子もどうぞ。口に合えばいいんですが。」

『……どーも。』

そう言ってお菓子を1つ手に取り皿へ持っていく

とても美味しそうな見た目だが、これが何なのかは知らなかった

今までこういうのは一切口にしたことがなかった

リ「さて。まず何から話しましょうかね。色々あり過ぎてどこから聞いたらいいか…。」

『……試合では私の夜にしか活動できない理由について聞いてこなかったか？』

リ「そういえばそうでしたね。ではまずその事についてお聞きしても？」