第3話 喰えない ページ4
「一時間目は二人の質問会にしましょう!」
「はいはい!二人は何歳」
「私達は22歳だよ」
「おい太宰、私レディ。勝手に年齢バラすなよ」
「はい!二人の関係は」
「「……元同僚」」
「好きなものは」
「自 殺と味の素」
「金と酒」
見た目に反して回答が余りにもぶっ飛んだ物で教室は一瞬静まり帰った。
「はい!A先生のカップは?」
「は?お前最低」
「Aは結構大きいのだよ少年」
「何で青鯖は知ってんの!」
「朝おんぶしてくれた時」
「死ね!!」
回し蹴りをひらりと回避した太宰は廊下に逃げた
「一時間目は終わりなので、気になる事がまだあったら個人で聞いてください」
「じゃあ私は職員室に行きますね」
廊下に出ると、太宰が壁に寄り掛かって待って居た。
二人の周りの空気は冷たく、重く成った。
「何で太宰は居んの」
「そっちこそ。まぁどうせ蛸の賞金だろうけど」
「其方は蛸の監視と生徒の護衛、私が入ると予想して…でしょ」
「「…何時に成っても喰えない人だ」」
ポートマフィアに入った頃からの付き合い、行動、思考も全て似ているので互いに喰えない状況がずっと続いて居るのだ。
其の様子を影からペンと手帳を持ってニヤニヤしながら見るのが一人。
「ヌルフフ、ツンデレMも良いですね」
何やら、善からぬ事を考えて居るらしい。
後は予想出来るだろう。
「待て!殺して遣るから其処止まれ!」
「嫌ですね!」
「現時点で蛸の趣味を校内放送で暴露しても良いのだよ!」
「ニュヤッ!それは止めて!」
校庭で走り回る生物と教師二人を見て、生徒は
「まーたやってるよ」
「仲良くなったのかな?」
「それにしても…あの先生二人の顔怖い、笑顔が怖いんだけど」
「でもさ、あの先生は殺し屋…なのかな」
「…あの様子を見てそうとは思えないよね」
「でも、あの二人。殺センセーの実力って言うのかな?それを見極めている様にも私は見える」
「障害物をピョンピョン避けるのも何か怪しいよね」
「鷹岡先生の時あるし、少し気を付けよう」
「うん」
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百華夜(プロフ) - サリーさん» コメントありがとうございます!更新頑張りますので何卒宜しくお願い致します! (8月7日 9時) (レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
サリー(プロフ) - やったー!めちゃくちゃ面白いな〜、続き読みたいなと思っていたので更新してくださるのとっても嬉しいです!!頑張ってください! (8月5日 22時) (レス) @page5 id: 9854721a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百華夜 | 作成日時:2023年4月6日 14時