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第2話 教室 ページ3

三年E組の教室では新しく此の教室に入る教師の話題で朝から持ちきりだった。
其れもそうだ。

遂この間、鷹岡が出て行った後だ
其れは警戒もするだろう。鷹岡と同じく政府の者で鷹岡の敵討ちでもするのだろうか。
様々な考えが、教室の空気を曇らせた。

烏間からの情報は幾らか出ては居たが、矢張信用成らないのだ。


「渚、新しく来る先生どんな人かな」

「とにかく、鷹岡先生みたいな人は嫌だな。カエデは?」

「同じかな、女の人だったら貧乳が良い。ナイスバディだったら私泣く」

「え"」


其んな中、此の教室の担任がヌルフフフと薄気味悪い笑い方をしながら遣って来た。


「皆さん知っての通り、新しい先生が"二人"来ます。仲良くしましょうね」

「はーい!男?女?」

「その両方です!先生見ましたが、美男美女で女の人なんかもうセクスゥイーでしたよ!」

「くそう!巨乳か」

「では入って来てください!」



...




「ごほん、入って来てください!」


だがしかし、人が入って来る気配は一向に無い


「なんでぇ!先生嫌われてるのぉぉ!」

「…ドンマイ」

「そんな事言わないでください!」


すると、滑りの悪い音を立てて扉が開いた。


「遅れましたぁぁぁぁ」

「お疲れ様A」

「お前、早く死ね。「何が良い川が有るね」って飛び込む莫迦が居んだよ。後で約束の金寄越せ」


教室に入って来たのは、
例えるならば、水も滴る良い男。
包帯を巻いた砂色の外套を纏った細身の男性と、
長い黒髪を持つ藤色の瞳を持った色っぽい女性が細身の男を背負って来たのだ。

その場は一瞬で混沌(カオス)と化した。

話を聞く限り、其の男は入水をしたのだろうか、川を流れて居る所を女性に拾われ今の状況に至ったのだろう。


「ええと…」


標的(ターゲット)が此の状況に困惑して居ると、女性は男性を廊下に投げ捨て教卓に立った。


(((男の人投げ捨てた!?)))

「私は石川Aと言います。此の教室には蛸を殺しに来ました。
ですが、其れに伴い音楽の教師もする事に成りました。宜しくお願いしますね」

(((平然と自己紹介始めたし!?さっきの口の悪さは何処行ったんだよ!)))


爽やかな笑顔で挨拶をしたAの横にグチョと音を立てて濡れた男性が立った。


「私は太宰、太宰治だ。
此の教室には護衛として来たよ。序でに国語の教師も任されたんだ。宜しく〜」


此の教室にとって此の出会いが吉と成るか凶と成るか。
今日も授業の鐘が鳴る

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設定タグ:文スト , 暗殺教室 , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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百華夜(プロフ) - サリーさん» コメントありがとうございます!更新頑張りますので何卒宜しくお願い致します! (8月7日 9時) (レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
サリー(プロフ) - やったー!めちゃくちゃ面白いな〜、続き読みたいなと思っていたので更新してくださるのとっても嬉しいです!!頑張ってください! (8月5日 22時) (レス) @page5 id: 9854721a05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百華夜 | 作成日時:2023年4月6日 14時

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