どついたれヒーロ－ (ページ6)

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誰？ページ6

「あの、Aちゃんと同じクラスなんですが、朝の会がそろそろ始まるので離して上げて下さい」

「そうなのね、教えてくれてありがとう」

「A、怪我をしないように気を付けてな」

「分かったからはよ仕事行き、遅刻するで」

Aの親は名残惜しそうに保育園から外に出た

「助けてくれておおきにな、ホンマ助かったわ」

「別にええで、困ってたらお互い様やろ」

「関西弁？」

「俺、気許した相手には関西弁になるん。」

「俺ら会ったばっかりやで？」

「悲しい事言いはるなA」

「なんで俺の名前？もしやアンタ、ワイのストーカーか？」

「有るわけないやろ、Aモテないんやから望み薄やで」

「痛いとこ付きはるな、で結局アンタ誰なん」

「ヒントその１、眼鏡」

「眼鏡？今着けとるやないか」

「ヒントその２、教師」

「狂死？狂って死んだん？」

「なんでやねん！何がどうなって狂死になったんや！子供に授業させる教師や！」

「ナイスツッコミや盧笙！」

「だからちゃうって……今、名前…」

「最初っから気付いてたわ！久しぶりやな盧笙」

「久しぶりやA、ガキでも糸目なんやな」

「そやで、俺のアイデンティティや！」

盧笙はAの腕を掴んで自分達のクラスに向かって歩き出した

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「何で腕掴むん？」

「Aは直ぐフラフラとどっか行くからや」

「えー心外やわ」