【呪術廻戦】嘘つきな猿

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五条「お、傑。どう憂太とAの話は終わった？」




夏油「・・・」





席を離れていた悟に声を掛けられ学長室の方をちらりと見る中からは楽しげな話し声が聞こえてくる





部屋のすぐ外にいたら中の話し声は聞こえてくる





呪霊が見えると彼女は言った





見えなかったはずの彼女は呪霊が見えるようになった






動揺して物音を立ててしまったが中の2人には気づかれなかったようだ







"貴方が嘘をつく人には見えないので"






神様が見えるという彼女の話を鼻か信じず嘘だと言った私




初対面なのに信じるといった乙骨







自業自得、硝子に言えばクズと言われるだろう




でも、胸の中のもやつきが無くならない





こんな感情抱いていいはずがないのに





夏油「悟はAが神様を見えるって話信じたかい？」



五条「は？」






その反応は信じてなかったのかな




それとも悟も硝子も信じていて私だけが嘘だと決めつけていたなら




それは・・





五条「なに、あいつ神様みえてんの？」






夏油「え、だって、悟もAを審神者だって、それにAからも」





五条「審神者は付喪神の力を借りてるけど神を見れるって話は聞いたことないけど。てか、Aから聞いたこともないし硝子も聞いたことないと思うよ


それさ傑にだけ話してたんじゃない？」









悟にも硝子にも話していなかった？







あの時のあの子の顔が思い浮かぶ




必死に怯えながら何かを伝えようとしていた




期待を込めた目







なぜ私にだけ話した？




何も言わずにいなくなったのに




言おうとしてたのを遮ったのはだれだ？




あの子は私に信じて欲しかったんじゃないのか




それを私はなんて言って突き放した？













ああ、もう本当に














自分がどうしようも無いクソ野郎で嫌になる

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