【呪術廻戦】嘘つきな猿

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目が覚めたら神様が顔を覗き込んでいた





"大丈夫？"




問いかける神様にこくりと頷くと体が誤反応をしたかのように咳き込んだ




『ごほっ、ごほ、』



家入「A？」



シャッとカーテンが開かれそこにはのに知る顔(クマが酷いが)があった





『こほっ、硝子ちゃん？』



家入「ん、寝すぎだ」




軽く頭を小突かれる



硝子ちゃんの話を聞くと私は5日ほど眠っていたらしい




産土神の任務はやはり等級違いの任務で灰原くんと七海くんは怪我を負ったものの治療を施され問題なく凄しているらしい




灰原くんは呪術師を続けることは難しくなってしまったけれどそれでも普通の生活をするには問題ないだけ御の字だと硝子ちゃんはいう





家入「そもそも、あの任務で死人が出てないだけ奇跡に等しいって五条も言ってたよ」





だから自分を責めるなよと頭を撫でられる





どうしてここの人達はこんなに優しいんだろう





お見舞いに来てくれた灰原くんも七海くんも感謝を伝えるばかりで私に謝らせてはくれなかった




同期や後輩がお見舞いに来てくれて





これまでと変わらない日常に戻りつつあった









夏油くんには会えないまま





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変わらない日々の中で変わったこともある




神様が今まで以上に私の傍にいること



神様の声がはっきり聞こえるようになったこと











呪霊が見えるようになったこと












今までは神様が避けたり近づかない"嫌な場所"に呪霊がいると感じるくらい





でも今ははっきり見える






カミサマと違い異形の姿をした化け物






皆、こんな化け物相手に戦っていたんだ








まだ呪霊が見えるようになったことは誰にも言ってない






その事を話す時にどうしてもカミサマについて説明しないといけなくなるから






カミサマが見えると言って嘘だと言われたら




子供の時のように距離を取られたら



化け物だと蔑まれたら





全く知らない他人の言葉ならまだ耐えられる




でも、彼らの優しさを知ってしまった今、もしそんなことになれば






『きっと死んじゃうくらい悲しいんだろうな』






ギュッと曾祖母の忘れ形見を握りしめる






どの道"話さないといけないことがある"






でも、もし選ばせてくれるのなら






私は夏油くんに一番に伝えたい

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