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家入「灰原は重症だけど命に別状は無い。七海は回復して復帰しても問題ない」



医務室で淡々と話す硝子の言葉が上手く入ってこない




夏油「・・・」




目の前の真っ白なベットで眠るか細い少女





家入「Aも怪我も治したし問題ないよ。体力が戻れば起き上がるでしよ」




もう3日も眠っているのに?





ここのところ色々なことを考えて整理できない頭でAと上手く話せていなかった






星漿体の護衛任務で初めてぶつかった伏黒甚爾()




呪力のない人間は同期にいるのに彼女はそこまで強くなかったから油断した



同じく呪力を持たない伏黒甚爾に私も悟も手も足も出なくて




・・いや、悟は結局反転術式まで会得して私を置いて最強になった





そしてあそこで見たAの動きも






侮っていた訳じゃない、でも私が手も足も出なかった男に蹴りを入れた姿を見て




彼女が近づいてくる気配さえ感じなかったことに気づいて





Aと伏黒甚爾が同じ呪力を持たない者()と知って





その後あの男が高専所属の講師になって二人が仲良さそうに話しているのを見て




伏黒甚爾()と以前からの知り合いなのだと気づいて





言いようのない焦燥感と不信感が襲った





彼女まで私を置いて最強になろうとしてるのでは無いか?





護衛任務の詳細は知らないはずなのに何故あのタイミングで現れたのか




後輩達との任務が増えてる、知らない間に強くなってる




伏黒甚爾と知り合いなのを隠していたのか?






理子ちゃんの死体を偽装した時に見た非術師の醜悪さ







彼女も同じ非術師()じゃないか








気づいたらAと話すことは無くなり彼女を避けるように任務に没頭した




自分の思考を誰にも知られたくなくて一人でいることが増えた





家入「お前らちゃんと話せよ」






硝子の言葉になんて返事をしたか覚えてない







気がつくと医務室からは出て高専のベンチに座っていた





「お疲れ様です」



そこに声をかけてきたのは補助監督の女だった




そういえば以前告白されたっけと思い出す



適当に挨拶を交わして去ろうとすると引き止められた




「今回の任務私が補助監督を勤めていて東さんが警告を無視して突っ走るのを止めてさえ入ればこんなことには」




夏油「は?」





補助監督の言葉は非術師()が後輩を危険に晒したという事実だった

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jyudo0517(プロフ) - ただ助けただけなのに………。こんなのってないよ泣。本当に2人話し合って欲しい……。 (2月6日 1時) (レス) @page23 id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - きたああああああああああ!ありがたい更新!! (11月29日 0時) (レス) @page11 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
ウェブサイト - 俺、ゴリラだから、殺されないよ (11月26日 3時) (レス) @page10 id: c4466802d3 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - いひゃああああ!お久しぶりです。更新うれしいです。作者様ペースでがんばってください! (11月14日 15時) (レス) @page10 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 新作………!楽しみすぎます! (10月27日 10時) (レス) id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山茶花 | 作成日時:2023年10月25日 21時

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