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灰原｢え、じゃあ夏油さんとしばらく話してないんですか？｣
『そ、そんなことないよ。挨拶はしてくれるし休み時間とか任務とかで会うことがなくなっただけで』
七海｢それは避けられてるのでは｣
七海くんの言葉にうっと心臓が痛くなる
灰原くんがこら七海って怒ってるけどやっぱり避けられてるんだよね
任務に行く途中の車で気まずい空気が流れる
特級になった同期二人とは任務が被ることは益々無くなったし硝子ちゃんは高専からでずにずっと反転術式で救援活動をしてる
私は後輩の任務について行って補佐するばかり
なんのためにここにいるんだろう
灰原｢そういえばこの前夏油さんが綺麗な女の人となんか話してました！｣
『え、』
おい、と窘める七海くんの声は聞かずに話って？と聞く
灰原｢なんか好きなタイプは？って聞いてました！その後は俺いなかったんで分からないですけど真剣な話してた気がします。夏油さん最近元気ないから｣
七海｢灰原｣
お前の方が余計なこと言ってるだろと静かに言い合いになっている二人の言葉が遠く聞こえる
女の人
この前高専に来てたっていう金髪の女の人かな
『夏油くん悩み事とかあるのかな、無理してないといいけど』
私の言葉に目をぱちくりとさせる二人
どうしたの？と聞く前に補佐監督さんが到着しましたと車を停めた
七海｢今日の任務は二級案件です。いつも通りAさんは補佐をお願いします｣
灰原｢よし！頑張るぞ！｣
少し前は集落があったらしいけど今は誰も寄り付かなくなった場所
山道を歩いていると寂れた祠を見かけた
『ちょっとだけお参りいい？』
七海｢・・ええ｣
灰原｢俺もします！｣
ここの所任務詰めで二人も早く終わらせたいだろうに私のわがままに付き合ってくれる
優しい二人に感謝しながら手を合わせると何か違和感を感じる
祠にカミサマがいない
それだけじゃないこれだけ自然溢れる場所なのにここまでカミサマに会わなかった
『ね、ねえ、この任務ほんとに大丈夫かな。一度高専に戻って』
七海｢大丈夫ですよ。いつも通りの二級任務です｣
灰原｢俺たちなら大丈夫です！｣
心配してくれてありがとうございます！という灰原くんの笑顔に何も言えなくなってしまった
ここで引き止めていれば
カミサマがいない場所がどれほど危険かなんて知っていたはずなのに
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jyudo0517(プロフ) - ただ助けただけなのに………。こんなのってないよ泣。本当に2人話し合って欲しい……。 (2月6日 1時) (
レス) @page23 id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - きたああああああああああ！ありがたい更新!! (11月29日 0時) (レス) @page11 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
ウェブサイト - 俺、ゴリラだから、殺されないよ (11月26日 3時) (レス) @page10 id: c4466802d3 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - いひゃああああ！お久しぶりです。更新うれしいです。作者様ペースでがんばってください！ (11月14日 15時) (レス) @page10 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 新作………！楽しみすぎます！ (10月27日 10時) (レス) id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2023年10月25日 21時
