【呪術廻戦】嘘つきな猿

プロローグ ページ1

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『おかあさんあそこに何かいるよ？』




"何も無いじゃないそうやって気を引こうとしないで勉強しなさい"





『あのね、あそこは神様がいるから悪さしないほうが』




"神様とか信じてんの？だっさ〜い！不思議ちゃんアピールやめてくれない"




『ほんとだよ、ほんとにいるの』



『嘘じゃないの信じて』



『祠にイタズラしないでバチがあたるから』









「貴方見えるんですよね」





学校からの帰り道知らないスーツの男に話しかけられた




見えないものが見える私は学校で孤立していた



よく違うクラスの同級生がこうしてからかいにくるのはあったけど





スーツの男はすごく真面目そうに聞いてきたから




こくりと小さく頷いた






男は安心したように笑い




小さな虫かごのような檻を見せてきた







「これは呪霊と呼ばれる呪いです。貴方のように見える人が呪霊を祓うことを学ぶ学校もあります。もし、気になるようなら見学だけでも来てみませんか」





真剣な表情



騙したりからかったりする周りの人とは違う表情







でも








『すみません、みえないです』


「え、」







男が言う呪霊は私には見えなかった

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