【刀剣乱舞】どの面下げて言ってんだ？

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3年前



断罪されたあの日から私は政府で働いていた





審神者を引き継いだとはいえ審神者としての素質が消えることは無い



そのまま現世に戻れば時間遡行軍に狙われることになる



とはいえすぐさま審神者業に復帰することもできない




だから時の政府の特別管理人をすることになった



元々そんな役職は無かったが"時の政府が所蔵する刀剣男士"を顕現、手入れする存在が必要になったためそこに私が宛てがわれた








長義「不可だね」


『顕現して最初の言葉がそれ？』




刀の状態の"彼ら"とは3年間ずっと一緒にいたし彼らを鍛刀したり手入れするのは私の仕事だけど




監査官ではなく"私の刀剣男士"として顕現するのは初めて




長義「間違ったことを言ったつもりは無いよ」


『主語によっては喧嘩になるけど』


長義「この本丸がだよ。君の事じゃない」


『よろしい』






この本丸の代理人をすることを条件に彼らを連れていくことを許可してもらった



彼らが裏切らないとは限らない



ただ監査官として様々な本丸を見てきた彼らだからこそこの本丸を客観的に見てくれると思って・・



"万が一にも私が情に流されないように"するために彼らを顕現した






長義「いいね。監査官として以外で君と・・主と話すのは初めてだからね」


『別に無理に主と呼ばなくても』


長義「冷たいことを言わないでくれようやく君を主と呼べるのだから」





山姥切長義という刀剣男士はどちらかと言えば冷たいと言われる部類に入る刀剣男士のはずだが



この個体は何をバグったのか私に甘々なのだ




『水心子を顕現すればよかった』



長義「おや、妬けるね。君の初めては俺が貰ったはずだが？」



にっかり青江みたいな言い回しすんなよ



私が時の政府管理人として働いて初めて顕現したのが山姥切長義だ


その都市から監査官という制度が始まり各本丸の調査が行われた



ブラック本丸の告発や乗っ取りの抑止など監査官は様々な場面で活躍した



もう少し導入が早ければ私の本丸も…………と、考えるだけ無駄だな




『そうだね。わたしの可愛い"初期刀さん"近侍としてよろしくね』





長義「もちろん。・・では早速近侍として主の命を破ったものを処罰するとしようか」




長義がスっと刀に手をかける






何を言って・・




加州「あ、、」




向けられた刀の先には私の"元初期刀"さんがいた

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