【呪術廻戦×刀剣乱舞】だっていらないんでしょう？

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五条悟には苦々しい思い出が二つある




ひとつはとある護衛任務で呪力のない男に敗北したこと



油断していたなんて言い訳のしようもなく敗北ししんだのだ


結局敗北した男は途中で暗殺を諦め消えたので五条はやり返す機会を失っていた



もうひとつは呪力を持たない少女を傷つけたこと



若かった思春期特有の強がりと意地で傷つけてはいけない子を傷つけた



弱肉強食のこの世界で弱者が傷つくのは仕方ないとはいえ彼女は弱者で甘んじず強者になる努力をしていた子だ




それを最強と言われる己が潰した






どちらも同じだけ苦い思い出だが方や憤りが込み上げてくるものと方や罪悪感で押し潰されそうになるもの






だからどうしてもこの状況が受け入れらないんだ




己の脳裏に深く刻まれた二人が仲睦まじくはなしているなんて






甚爾｢お前いつもの場所にいねーから探しただろ｣

『いなかったのは甚爾くんだよ。また忘れてたんでしょ』

甚爾｢忘れるかよ。ちゃんと今日迎えに行っただろ｣

『約束したの昨日だよ』




先程までの仕事モードの話し方ではなく柔らかく砕けた話方でと甚爾話すA





"五条くん提出忘れてたでしょ"


"夏油くんお疲れ様はいお口直し"




学生時代のような気を許した打ち解けた話し方をなぜその男とするのか




男も男で普段のふてぶてしい顔と違い穏やかな顔をしている



五条と夏油はギュッと拳を握りしめた




五条｢お前がなんでここにいるんだよ｣


夏油｢A離れるんだ。そいつは秘匿死刑囚だ執行猶予がついてるとはいえ危険人物だから｣




二人を引き剥がすように間に入った夏油



引き剥がされたAはきょとんとした顔をしている




『甚爾くん死刑囚なの？』


甚爾｢まあ色々あってな｣




甚爾の言葉を聞くとAはふむと少し考える



『私の護衛が死刑囚なのは困るね。こんのすけ今の聞いてたよね』


彼女がそう言うと"もちろんです審神者様！"とどこからともなく高い声が聞こえた






夏油｢A一体なにを…？｣





伊地知｢五条さん、夏油さん！こんな所にいらしたんですね！大変なんです！｣



五条｢何伊地知僕ら今大事な話を……｣





伊地知｢伏黒甚爾の処刑が無期限で停止になりました！それに審神者様の護衛をするよう上層部から伝達が｣





息を切らしながら伊地知が言った内容は衝撃的なものだった




『これで安心だね甚爾くん』

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