【呪術廻戦×刀剣乱舞】だっていらないんでしょう？

13 ページ15

・



『灰原くん！！』




車で待機しているはずの灰原くんの元へ駆けつける




遡行軍の気配はもうない…



甚爾「お、やっぱ来たか」


灰原「神楽さん！」




灰原くんと甚爾くん？



甚爾くんの足元には何体かの遡行軍の首が



薬研「大将、やはり狙いは旦那方みたいだったぜ」



私の思考を読んで機動力の高い薬研が先回りしていてくれたようだ




遡行軍に追われていた甚爾くんと鉢合わせそのまま灰原くんを襲っていた遡行軍も倒したと



七海「何故二人が狙われたのでしょう」



なんの共通点もないような二人




薬研「狙われたのは"審神者によって救われた人間"。大将がいたことで助かった命を消すことで大将の功績を消そうとしたのか」






歴史とは大きな川の流れのようなもの



少し変わっても修正力によりおおまかなものは同じになる




しかし審神者が介入すると歴史の流れは修正されず新たな歴史として刻まれる




だから審神者が時間を渡ることは禁忌とされる



審神者の数だけ新たな歴史が出来てしまうから



ただ私は22××年に誕生した審神者たちと違い呪術師として生きた人生がある




その人生の中で審神者として変えてしまった歴史を時間遡行軍が正そうとしている？





灰原くんは産土神の次元で私のお守りがなければ死んでいたかもしれない




甚爾くんはある任務の途中で私が呼び出したことがある。詳しくは聞いてないが暗殺任務の報酬がパァになったと渋い顔をされた記憶がある




何かのきっかけで死ぬはずだった二人の命を助けたから二人が狙われている？





灰原「あ、それなら夏油さんも襲われているんじゃ！」




『何故夏油特級術師の話に？』






灰原「だって神楽さんに一番救われたのは夏油さんだから！夏油さんも常にそう言ってました！」





夏油傑を救った？




私が？





そんなことはありえない





だって劣等生で落ちこぼれで足でまといの私は



優等生で秀才の彼のお荷物になることはあっても






助けることなんてただの一度も出来なかったのだから

14→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す