【刀剣乱舞】だから出てくって言ってんだろうが！！

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とりあえずあの真っ白な鶴に墨汁ぶっかけよ





落とし穴に落とされ放置されること半日



いや、時間とか知らんけど高かったお日様が今は真っ暗だから多分そんくらい経ってる




なんか知らんけど霊力使えないから怪我治せないし




心の中で鶴丸への復讐を決意して空を見上げる





『流石にここで日をまたぐのはやだなぁ。だれかぁぁぁ！！いませんかァァァァァ！！！！』




ははは！私は落とし穴に落とされたくらいで挫ける女じゃないぞ！こうなったら刀剣男士が眠れないよう叫び続けてやる←あんたそれでいいのか





まあ、本丸からはちょっと離れてるから聞こえないだろうけど




にっかり｢呼んだかい？｣


『どぅえ！？』




まさか返事が来るとはひょっこりと顔を出したひょっこり青江





にっかり｢今変な名前で呼ばなかった？｣


『キノセイダトオモイマス』



にっかり青江さん全然にっかりしてないです、なんですその黒い笑顔は





にっかり｢鶴丸さんの仕業かな？彼なら落ちた様子を見に来そうなものなのに｣


『見に来てそのままどっか行った。ひょっこりさん上あげて』


にっかり｢にっかり青江だよ。君なら自力で上がれるだろう？｣



『流石にロッククライミングの経験ないっすわ』


にっかり｢いや、そうじゃなくて霊力の……｣




言いかけて私の手を見てにっかりは黙った


あー、変な方向に曲がってるからね。割と痛いんだよ？涙出ちゃう





スタッ、



にっかり｢よし行こうか｣


『え、なんで降りてきたん？』




華麗に着地したにっかりは私に背を向けてしゃがむとほら、乗りなよ…おんぶのことだよ？と言ってきた




『いや、おんぶしなくても引っ張ってくれれば良かったのに、ここからおぶって上がるの大変でしょ』



にっかり｢僕のせいで折れたなんて言われたくないからね。｣



『……まあ。じゃあお言葉に甘えます』



要は手首の怪我を気遣ってくれたらしい



以外にもにっかりの背中は広く安心するものだった





『……ありがとうございます』



にっかり｢どういたしまして……おや？｣




にっかりが私の後ろに視線を向けた



あ、



『鶴丸国永！お前な落としといてどっかいくとか………は？』



鶴丸は私を見て目を見開いた後きっと睨みつけて立ち去っていった








『いや、謝るくらいしろよ。なんなんだあいつ』



にっかり｢ふふふ、勘違いされたかな？｣

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