【呪術廻戦】平安生まれの自称最弱は今日も誰かを救う

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瞬間移動は突然起こる



ただ私の本体は封印されてるので思念体？いやでも普通に触れるしな、みたいな感じで外に出てる感覚



一応本体が別にあるからこの体が傷ついても死にはしない



分身みたいなもん


死にはしないよ死にはしないけどさ










『四方をお化けで囲まれるってどういうことよ！！』


甚爾「うるさい」





しばらくぶりに少年の元に飛んできたらいきなり命の危険を感じるとは思わなかった




『てか少年ちょっと大きくなってない？口の傷どうしたの？あとここどこ？』



自分より遥か年下の少年に質問攻めする涙目の大人


嫌だなこんな大人、だがしかし私は弱いだから許せ






甚爾「・・一年も経ってんだ大きくもなるだろ。ここはお仕置部屋みたいなもんだ」



『ええ…趣味悪、…………は！？一年？』



この前飴ちゃんをあげて頭ナデナデした時から一年が経ってたらしい


封印されてるから時間の感覚狂ってる？にしても昨日会って寝て来たつもりなんだけど私一年も寝たの？





『少年ここに来るの初めてじゃないぽいねー。口の傷もその時に？』



甚爾「・・・」




話してると少年に穴があきそうなほど見つめられる




『なになに？そんなに見つめられると照れちゃうなー』




甚爾「名前」


『ん？』


甚爾「俺の名前忘れた………？」






不安そうな泣きそうな顔をする少年



『甚爾くん？』



甚爾「ん」



簡単な返事だけどどこか嬉しそうだ


なんだか癒される………



「アソボぉぉぉ……」


「ｵｲｪﾃﾞｪｪ………オイデェェ……」


「ｳｿﾂｷｨｨ………ｳｿﾂｷｨｨ………」


「ｻﾙｻﾙ……ｵｻﾙｻｧｧｧﾝﾝﾝ」





そうだここお化けの巣だった



『甚爾くん逃げよう！！お化けパレードが始まっちゃう！！』


甚爾「なんでちょっと楽しそうなんだよ」




楽しくないよ！私弱いよ？最弱だよ？？？



ほら見て呪霊達も私が雑魚すぎて客に近寄って来ないじゃん無視されてるじゃん！今が逃げるチャンスだよ！




甚爾くんをだき抱えて逃げようとすると甚爾くんはパシッと私の腕を払う




甚爾「あんただけ逃げろ。俺は大丈夫」



そう言って呪霊に向かう甚爾くんに脳天チョップをかます←




『何言ってんの！"子供"置いて逃げれるわけないでしょ！ほら行くよ！』




甚爾くんは驚いて固まってる隙に抱っこして脱出する




ぽつりと俺が子供…と呟いてたのは気付かないふりをする

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