【呪術廻戦】平安生まれの自称最弱は今日も誰かを救う

再会 ページ25

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夏油「な、んで……ここに………10年…ずっと………探していたのに………」




俯きながらぼそぼそと話すお坊さん



というかお坊さんが奉るのって女神だっけ？



なんか黒いヒラヒラ着てるお坊さんは偉いって聞いた気がする



ふむ、ではその偉いお坊さんに女神様と呼ばれた私はもっと偉いのでは？？←もっと馬鹿です




考え事をしてるとお坊さんに近づかれ抱きしめられた





夏油「ああ………触れられる……柔らかい………匂いがする………あたたかい……………幻じゃない本物だ……」



力強く抱きしめられてるのに壊れ物を扱うように怯えているようにも感じる



この声の感じと長い髪どこかで………





『うーん、もしかして夏油くん？』



夏油くんは学生だしもう少し背も低かった気もするけどなんか雰囲気が似てる気が




ガバッ！




夏油「お、おぼえて……」




泣きそうな子供のような表情



なんだ全然変わってないじゃないか………



夏油「やっぱり覚えていてくれたんですね。貴方は私だけの女神だ……あの時すぐ消えてしまい、幻かと思いましたが貴方にかけられた言葉も貴方に貰った握り飯の味も本物だった。人ならざるものならこの世界にいればまた会えるかと思って10年自分を騙してこの世界に留まりました。猿どもを助けることなどもうしませんが、ようやく、ようやく貴方に会えた。式の日取りはいつにします？白無垢の貴方もきっと似合うでしょうがウェディングドレスも捨て難い、ああ両方すればいいですね。式は二人きりでと言いたいところですが美々子と菜々子が駄々をこねるでしょうから四人でしましょうね、それから＿＿＿＿＿＿」






…………うん、変わりすぎだろ




あれー、夏油くんってもっとなんか可愛いくてちょっとヤンチャな男子校生のイメージだったんだけど



これは、あれじゃないか、巷でよく言う………ヤンヘラ！！！←ヤンデレとメンヘラの情報が混じってます馬鹿なので






とりあえずいっぱい喋っててうるさ・・・うるさいので黙らせよう←言い直した意味





ぎゅ…ぽんぽん





夏油「………ﾋｭｯ」





抱き締め返して背中を撫でる




昔、宿儺が拗ねた時これしたら機嫌直った




『いい子いい子だね。よく頑張ったいい子疲れたね頑張ったねいい子私の可愛い子よくおやすみ』





夏油「…………………ぼそっ)もう離さない」

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