【呪術廻戦】平安生まれの自称最弱は今日も誰かを救う

・ ページ21

・夏油視点




第一印象は綺麗なお姉さん



不思議な雰囲気を持ってて惹き込まれる魅力を持った人だと思った


まあそれも最初の一言で崩れたけど


いつもなら軽く流すのに裏のない優しさにほだたされ気づけば彼女の手作りのおにぎりを食べていた



何となく悟が探している呪詛師と似ていて探りを入れることも無くストレートに聞いてしまったらけらけら笑って否定された



呪詛師に会ったら必ず報告しろとうるさく言われていたが何故か彼女のことは知られたくないと思った




その後起こった村でのクソみたいなことにああ、もう切り捨ててしまおうかと思ったら全て彼女が片付けてくれた





恐らく、いや確実に私は彼女がいなければ猿共を皆殺しにしていただろう






美々子「神様……」

菜々子「女神様………」



『私は女神だった……？』←





キラキラした目で彼女をみる二人と困惑した表情を浮かべる彼女



二人は反転術式を使った彼女のことを神かなにかと思ったらしい



まあ、神秘的な姿ではあるしまだ幼いから不思議な力を使った彼女を女神と勘違いするのも仕方ない




なんだろう。三人の姿を見てるととても癒される





だからつい出てしまった





夏油「あんな猿共いなくなればいい………」



『へ？』




つい出た言葉に彼女は目をぱちくりさせてる




夏油「あんな猿共のために呪術師は命を削られる消費されてる。弱者のために強者が虐げられるこんな世界は間違ってる！！」


『・・・』



夏油「私は、たった一人の女の子も守れない、あいつは一人で最強になった、今日だって貴方がいなければ私は何も……」



ああ、なんて情けないんだろう



初対面の女性にこんなこと………




『うーん？そもそもさ、非術師って守らなきゃいけないの？』



夏油「え」


『呪術師の仕事は呪霊を祓うことで非術師を守ることじゃない』



『助けられたらラッキーくらいでいいんだよ。そもそも呪霊を祓うのだって君が絶対しなきゃいけないことじゃない』

『あと、一人で最強になったって親友くんのことかな？最強ってのはよく分かんないけど夏油くん強いじゃん。別に最強だけが強いわけじゃないでしょ。ねー？』



菜々子「うん！夏油様強い！」
美々子「夏油様強い…！」



『ほらほら、二人の子供の世界を救ったんだ君は十分強いよ。もっと自分の好きなようにしな』



にっと笑う彼女に心の中の何かがすとんと落ちた



夏油「結婚してください」



『なんて？』

目覚め→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す