【呪術廻戦】五条悟の婚約者は死亡ENDを回避したい

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気づいた時には全部終わってた



そんなもの前世の経験でうんざりするほど味わった




だから二度と、二度と同じ過ちはしないと



あの日



過去に戻ったあの日にそう誓ったのに






ー星漿体護衛任務が失敗したー





無慈悲にもそう告げられそして今暗殺の主犯者を捜索してると噂で耳にした



もう既に夢子は動いているかもしれない



両親は海外だし家に使用人はもういない


私が高専に入学した日にほかの家で働けるように根回ししたから



だから今すぐになにか被害が出るわけじゃ……




ートキはいつでもお嬢様の味方ですよー







ああ………だめじゃないか



一人いる………高専のすぐ側に



私の大切な…………あの時は守れなかったあの人が





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



バンッ！！



『おトキさん！！生きてる！？』






古く固くなった扉を勢いよく開ける



いつものように笑って出迎えてくれると信じて





目に入ってきたのはおびただしいほどの真っ赤な血だった















甚爾「よぉ」




血だらけの中座ってたのは見慣れたヒモだった



『・・・は、？』



男の体には雑に包帯が巻かれており体中傷だらけで包帯では抑えきれない血が滲んでいる




トキ「ほらほら、まだ動いちゃダメだって言ったのに。あら、お嬢様お帰りなさい」




救護箱を持ったおトキさんがニコニコと男の手当をしている




どういう状況……？



夢子はまだ何もしてない？おトキさんは生きている、でもまだ油断はできない。今からでも海外に逃がす？



でも、おトキさんは高齢だし海外生活はつらいかも、でも、でも




トキ「………お嬢様。トキはここにいますよ」


『おトキさん……』




おトキさんは私の頬に手を当てにこりと笑った



おトキさんは私が何を不安に思っているかこの先どうなるかを何も知らないはず



なのにこの温かい手に触れられると全てが大丈夫な気がしてそれで……





トキ「それはそれとして甚爾くんの手当よろしくね」


『・・え』




私は夕飯のお買い物行ってくるわねーと家を出ていってしまった




え、今そばに居るって言ってくれたばっかなのに？




『・・・えっと、どうしてそんな怪我を？』


後ろでテキトーに包帯を巻き直してる伏黒さんに話しかける




甚爾「あー、五条悟と殺し合いした」





・・そういえばこの人呪術師殺しだった

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