【呪術廻戦】五条悟の婚約者は死亡ENDを回避したい

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・夢子視点



ー10年前ー




「夢子様。そろそろ行かれませんと」



夢子「この会って必要？どーせ悟の婚約者は私になるんだし婚約者候補なんていらないじゃん」



今日はこの家の次期当主の悟の婚約者選びの日



各家から集められたご令嬢が今も別の部屋で待機してる



でも、どいつもこいつも"分家"ばかり御三家に媚びを売ることしか出来ない無能ども



私は違う。今日の婚約者選びの中で唯一の本家の人間。お母様も私が悟の婚約者になるそれは決まってるって言ってた。



私と悟はずっと一緒にいるし従兄弟って言っても結婚はできるから問題ない





五条家の本妻になるのは私


五条悟の婚約者になるのは私


五条悟に愛されるのは私




私だけが特別で選ばれた存在なんだ





なのに、それなのに






五条「俺の婚約者あいつにする」




たった一言



悟が当主にそう言って話はいつの間にか決まっていた



五条の分家の分家の末端の家



五条との繋がりなんて皆無だし強い呪術師を出している訳でもない没落一家




そんな奴が、そんな女が悟の妻になる？五条家の本妻になる？



私の上に立つ?





そんなの許されるわけが無い、許していいはずがない






夢子「悟の婚約者になったんだよね？私は五条夢子悟の従兄弟だよ。よろしくね！」




『東雲Aと申します。若様の婚約者として日々精進してまいります。』





差し出した私の手はとらずにぺこりとお辞儀するその姿



子供らしからぬその姿に余計腹が立った



当たり前に悟の婚約者であることを受け入れるなんて、何が精進するよ、今すぐ辞退しなさいよ





そいつは悟の婚約者になったというのにちっとも嬉しそうじゃなくて悟はそんな反応が珍しいと面白がってた




何も面白くなんてない、ただ無愛想なだけじゃない



家も血筋も術式も容姿も立場も全てが私の方が上なのに





何食わぬ顔でその場所にいるなんて許さない




夢子「お茶会に呼んであげましょう」


裏社会のヤツらとの接点を作ってやる


夢子「Aちゃんが高専の人達と馴染めるか心配」


嫌な噂流して孤立させてやる


夢子「二人とも焦れったいよね！そうだ二人きりにさせてあげよう！」


喘息ならあの部屋は辛いでしょう？一人で苦しめ



夢子「あの、保健医さんの結婚後押ししてあげましょう」


信頼する保健医が変わってたまたま薬が貰えなかったら？





東雲A




私は貴方の不幸を願う

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