【呪術廻戦】五条悟の婚約者は死亡ENDを回避したい

24 ページ27

・





『え、今日で辞めるんですか？』



「そうなの。突然になってごめんね」



薬をもらいに保健室にくると本日付で退職すると聞かされた



前は二年に上がる前に辞めてたから今回はそれを乗り越えたと思ってたけど




「家の人達にね帰ってきて結婚しろって言われちゃって相手の人はとてもいい人そうだからそれはいいんだけど。仕事はやめろって言われてね」



保健医さんは呪術師の家系に生まれたが術式がないから医療免許とって高専で働いている


結婚したら退職するのは家的にも分かるけど急すぎない…？



「今回の縁談五条家が後押ししてくれたのもあって話が早かったのよね」




疑問をそのままぶつけるとそう返ってきた



五条家



あの子が絡んでいるのかもしれない



「後任の保健医は五条家から出してくれるらしいから貴方の体調もちゃんと理解してくれるからね」




………"あの人"か




ー薬？そこら辺のテキトーに飲んどけば？ー


ー咳が出たくらいでいちいちこないでよー






保健医とは名ばかりでなんの仕事もしなかった人



五条悟や五条夢子には引くほど過保護だったのにほかの一般生徒には・・特に私には当たりが強かった




五条家からの推薦だからと安心して症状を説明したら気の所為の一言でおしまい。いつも貰う薬は高いからとくれなくなった




今なら五条家からの推薦なら絶対警戒するのに、あの時の私ほんと馬鹿だな



まあでも、最近は症状もほとんど出てないし保健室に来ないようにすれば大丈夫か




「Aちゃん？大丈夫？心配ならしばらくは私も残るけど」




『いえ、大丈夫です。先生今までありがとうございました。ご結婚おめでとうございます。』




保健医さんは五条家に脅されてるわけでも追い詰められたわけでもない



ちゃんと良い相手と結ばれるめでたいこと



夢子の嫌なところだ。傍目には良いことをして私に嫌がらせをしてくるのだから



今回もどうせ調べても出てくるのは違う名前



あの子はいつも高みの見物




結局前もそして今も



貴方の本音を聞くことはなさそうね

25→←23

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す