【呪術廻戦】五条悟の婚約者は死亡ENDを回避したい

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「まったく喘息治ってないのにどうして書庫になんていたの？」



保健医に薬を貰いに行くとお小言を貰ってしまい念の為検診すると言われてしまった



『でも、昔(前世)よりは良くなっていますし軽い咳だけで他はなんとも』



「それでもあんな埃っぽい所に長時間いるなんてだめよ。倒れなかったのが不思議なくらいなんだから」




この保健医さんは前世でも何かとお世話になったおトキさんの知り合いらしく私の体のことをよく気にかけてくれている




前は二年に上がる前に保健医さんが突然退職してそれからは体の不調がでても誰にも頼れなくて辛かったけ




「五条くんに感謝しなきゃね」


『え、なんで若様に？』



保健医さんは私が持ってた学ランをみてニコニコした



「あら、だって少しでも冷えてたらほんとに危なかったわよ？五条くんがそれ貸してくれたんでしょ？あ、もしかして息しやすかったのも無下限で守ってくれたんじゃない？紳士ねぇ！」



『たまたまですよ。無下限だってそんな都合よく使えるものじゃないでしょうし…』




この保健医さんはちょっとミーハーなところがある。最強とその婚約者が恋愛ぽいことするとテンションが上がるらしい


『それに私が喘息もちなことはあの人は知りませんから』



五条悟の婚約者が体が弱いなんてことは知られる訳にはいかない。知っているのは私の主治医とこの保健医さんとおトキさんあと、五条家の現当主つまり五条悟の父親も知っている




主治医と保健医さんには悪いけど縛りを結んで貰ってるしおトキさんは自ら進んで縛りを受けてくれた



五条家側とは縛りは結んでないけど私に興味のない若様が知ってるとは思えないし



「あら、でもあの子は…」
『もうその話はいいですから。ありがとうございました失礼します』



保健医さんは話が長くなるから早々に立ち去るべきだ



私は一礼してから保健室をでた




「夢子ちゃんが知ってるなら五条くんも知ってると思うんだけれど」






保健医さんの落とした言葉は私の耳に届かなかった

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