【呪術廻戦】五条悟の婚約者は死亡ENDを回避したい

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ドサッ

「つまんねーな、最近全く反応しなくなったぞ」


「無理もねーだろ、両親も使用人も死んだんだ。」


『げほっ……がはっ………』


「なんとか言ったら・・・あー、誰だよ舌切ったやつ」

「五条悟の婚約者にさえならなきゃこんな事にはならなかったのにな」

『ううっ……ごほっ………』


「さっきからなんだよ、うるせぇな」


「こいつ喘息持ちらしいから、こんな汚いとこじゃ息しづらいんだろ。まあ、どうせ明日には処刑だからな」



ホコリのまった汚い地下牢


陽の光は入らない、監視役が交代で私の体で遊ぶだけ



「ああ、そうだ。いい事教えてやるよ」

「お前の婚約者。一度も会いに来てねーぞ」


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ガンッ！！




『______ﾋｭｯ、ゴホッゴホッ！、ごほっ、』




くすり、……くすりは……トキさん




…………………ああ、そうか、


ここは家じゃない



『ごほっ、ゴホッゴホッ、いたっ………』



うなされてる時に暴れでもしたのだろうか右腕が痛々しい程に腫れていた


ベッド横のチェストに血がついてたからそこにぶつけたんだな




窓を見るとまだ真っ暗だった



高専に入学してから1週間


やたらと前世の夢を見るようになった


しかも処刑される前の痛めつけられてる夢


五条悟がちかくにいるから？それとも五条夢子がいるから？



もう、あんなことにはならない、させない為にここに来たのに



『なに、泣いてんだろ…』




コンコン


ノック？こんな時間に誰だろ




ガチャ



『…………はい』


家入「お、起きてた。五条達が桃鉄やるからあんたも…………は？」



家入さんは私の顔を見て固まった


当たり前だ右腕からは血が出てるししくしく泣いてる姿をバッチリ見られたから



でも、前世の死んだ時を思い出して泣いてたなんて言えるわけが無い




家入「とりあえず部屋入れてくれる？」



『怖い夢見ました』


家入「うん。そっか怖かったね」


会話なんてできてないのに家入さんは優しく抱きしめてくれた


冷たい体、冷え性なのかな


でも、この冷たさが今はとても心地がいい

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