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呪術界から追放(死亡扱い)されて数ヶ月
私は自由を謳歌していた
佐藤さんと一緒に買い物に行ったりスイーツ巡りしたり
甚爾さんのお子さんの恵くんと津美紀ちゃんと遊んだり
九十九さんは天内さんと黒井さんを連れて海外に行ってしまったけどそれまで色々遊んだりした
特に天内さんとは年下だけど同級生みたいに仲良くなって二人でプリクラなんかもとったりした
今まで経験したことのなかった青春を謳歌していた
だから、たまには一人で出かけようと思って一応気を使って人が少なそうな自然豊かな場所を選んだら
まさか同期と再会するとは思わないじゃないか
夏油「・・・何か言うことはないのかい?」
『・・・・・痩せました?』
夏油「なんで今まで連絡をとらなかった」
夏油さんは見るからにやつれていたのでそう言うと無視されたんですけど、
なんで連絡取らなかったってそもそも連絡先知らんし、貴方とも話したのこれが二回目くらいだし
高専に行くことは私が拒否したから村から少し降りたところで私たちは話している
てっきり無理やり連れて帰られるかと思ったが何か思うところがあるらしく双子ちゃんを連れて帰ることを渋ってるようだった
『連絡取り合うほど仲がいい訳では無いでしょう』
夏油「高専に所属しているんだ。生きてるなら帰ってきて報告すべしだろう。君は死亡扱いになってるんだ」
『四級呪術師が生きていても役に立ちませんよ。むしろ諸々手続きのやり直しが面倒なだけでしょう』
夏油「これからも呪術界にいるなら戻った方が」
『死んだ方がマシ』
夏油「は?」
戻ってこいと遠回しに言われ遠回しに断るのが面倒になった
どうせさっきの姿見られたんなら私が本音で話してないことなんてバレてるだろ
『夏油さんってなんで呪術師になろうとしたの?』
夏油「それは・・・弱い人達を非術師を守るために」
少し言い淀んだってことはなんか悩んでるのかな、まあ、どうでもいいけど
『才能いる非術師が虐げられてても?』
夏油「それは・・・」
夏油さんはぎゅっと拳を握って双子の方を見た
まさに今その現場を見てきたところだからかなり迷ってるんだろうな
『呪術師でもおなじだよ』
夏油「え、」
『美々子ちゃん、菜々子ちゃん』
「「?」」
二人は呼ばれた私の方を見て首を傾げる
『私は呪術師の家に生まれたけど高専に入学するまで私も座敷牢にいたんだよ』
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おこげ - 佐藤さんととうじのコンビ好き (3月29日 20時) (レス) @page22 id: 75e241bf32 (このIDを非表示/違反報告)
、、、 - 佐藤さんが推しになりそうです (1月31日 15時) (レス) @page26 id: 75e241bf32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるんず(プロフ) - 最後の 続きは玉犬が食べました。 はとても面白かった! (10月7日 7時) (レス) @page27 id: 2f47e6bea6 (このIDを非表示/違反報告)
雪葵(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!!佐藤さん……元は男だったのか?!とても楽しく読ませて貰いました! (2021年11月10日 19時) (レス) @page27 id: 6d1560da95 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 佐藤さん転生者だったのか……! (2021年11月10日 1時) (レス) @page27 id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2021年10月16日 2時